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セブン&アイもアマゾンに敗北…ネットスーパー商品数が34分の1、オムニ7は蜃気楼

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セブン&アイHD・井阪隆一社長(ロイター/アフロ)

 大手流通の相次ぐ参入で、生鮮食品の宅配市場の競争が激化している。

 2017年には、アマゾンジャパンセブン&アイ・ホールディングス(HD)といった“流通の巨人”が同市場でのサービスを開始した。有機野菜などの食材宅配のオイシックスドット大地や、有機野菜などの会員制宅配サービスのらでぃっしゅぼーや、イオンスクエア、SEIYUドットコムなど、インターネットスーパーの先発組を巻き込んだ顧客争奪戦が過熱している。

アマゾンとセブンがサービス開始


 アマゾンジャパンは17年4月、有料会員を対象に生鮮食品などを、注文を受けてから最短4時間で届ける宅配サービス「アマゾンフレッシュ」を始めた。都内6つの区からスタートしたサービスは現在、神奈川県や千葉県の一部にも広がり、商品数も当初の約10万点から、生鮮食品やサラダなどの総菜、日用品まで約17万点に拡大した。

 アマゾンフレッシュのサービスを受けるには、有料会員サービス「アマゾンプライム」(年会費3900円)への登録が必要で、別途月額500円かかる。送料は1回500円で、6000円以上購入すると無料となる。

 アマゾンに対抗して、セブン&アイHDが名乗りを上げた。17年11月28日、通販大手のアスクルと共同で、生鮮食品の宅配サービス「IYフレッシュ」を始めた。まず東京都新宿区と文京区で展開。20年度には首都圏に広げる計画だ。野菜や肉など約5000点を用意し、カット済みの野菜や調味料などを組み合わせた食材セットを販売する。食材セットの価格は2人前で500~1000円程度。主に30~40代の働く女性や子育て世帯、高齢世帯の利用を想定している。

 IYフレッシュはアスクルの個人向け通販サイト「ロハコ」内に出店。午後2時までの注文は翌日の午前9時以降に、午後2~11時の注文は翌日午後4時以降に受け取ることができる。送料は350円だが、購入額が4500円以上で無料となる。

 傘下のイトーヨーカ堂が運営している東京都荒川区の「ネットスーパー西日暮里店」がサービスの拠点となる。ここで従業員が野菜や肉などの商品をピックアップ。保冷ボックスに詰めた商品をアスクルに引き渡す。アスクルは各地の配送センターで小口配送用に詰め替え、利用者が指定した時間に合わせて配達する仕組み。アマゾンは年会費をとるが、IYフレッシュは入会金、年会費ともなしだ。

 生鮮食品の宅配は、永年の実績を持つ全国の生活協同組合(生協、CO-OP)が圧倒的なシェアを有する。流通の巨人といえども、生協の牙城を崩すのは容易ではない。それなのに、なぜセブン&アイHDは生鮮食品の宅配に進出したのだろうか。

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