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大学アメフト界の異常な構造…日大、部内で「常識では考えられない指導」との指摘

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日本大学アメリカンフットボール部・内田正人前監督(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 5月6日に行われた大学アメリカンフットボールの定期戦において、日本大学の選手が関西学院大学の選手に対し、後ろから危険な反則タックルをし、右ひざなどに全治3週間の怪我を負わせた問題。22日に、タックルを仕掛けた日大の宮川泰介選手が会見を開き、翌23日には日大の内田正人前監督と井上奨コーチも会見を開き、25日には大塚吉兵衛学長も会見を開いた。

 まず、宮川選手の会見内容、内田前監督と井上コーチの会見内容を振り返っておきたい。

 22日、宮川選手は会見冒頭で深々と頭を下げたうえで、「監督やコーチからの指示があった」「コーチを通じて内田前監督から『相手のクオーターバックを1プレー目で潰せば出してやる』と言われた」と明言。また、井上コーチから「関学との定期戦がなくてもいいだろう」「相手のクオーターバックが秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう」と言われたことなども包み隠さず説明した。

 さらに、宮川選手は「正常な判断をするべきだったと思っている」「実際に怪我をさせた自分自身が悪い」「指示があったにしろ、やってしまったのは私なわけで、人のせいではなく、やってしまった事実がある以上、反省すべき点だと思う」などと自分の非を認めつつ謝罪した。

 会見後、宮川選手へのネット掲示板やSNSへの書き込みの論調としては、反則タックル自体は許される行為ではないものの、後悔の念を滲ませながら誠実な態度で謝罪したことで、監督やコーチから精神的にひどく追い詰められていたのだろうと同情の声が多くあがるようになった。

 一方、その翌日に行われた内田前監督と井上コーチの会見は、結果的に火に油を注ぐような対応だったと言わざるを得ない。内田前監督は「(反則行為は)私からの指示ではございません」と語り、指示があったとした宮川選手の説明を否定。井上コーチも、「試合前に、私が『クオーターバックの選手を潰してこい』と言ったのは真実」としつつも、「思いきりスタートして、いつもと違うようなプレーをしてほしかったという意味で、怪我をさせる目的では言っていない」と、同じく反則行為の指示については否定した。

 しかし、同会見で宮川選手に話したとされる言葉について、「言っていない」と説明することもあれば、あやふやに「覚えていない」と語る場面もあり、会見後のネット掲示板やSNSの書き込みを見る限り、保身に走って責任逃れしているととらえた人が多かったようだ。

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