さて、久々の登場になってしまいましたが、急に領土問題がきな臭くなってきました。まあ、領土問題ではない、ということですけどね、尖閣と竹島は……。
しかしね、そもそもリーマンショックで再びつぶれかけた韓国を救おうと結ばれた日韓金融協定なんですからね……。
まあ、普通の方にはスワップとかなんとか言われても、すごくわかりにくいんだと思いますけど、要はいざとなったらお金を貸しますよ、という日本の援助です。
その場合、現金を貸すと必ず返済期限が来るので、その時に返さないと
「お前、倒産だ!」
ということになり、日本が韓国の倒産の引き金を引いた、とかいって、また騒がれるわけです。
しかし、スワップだと、期限が来て返せなかったら、
「本当は返せないんですが、契約延長してください……」
というウルトラCが認められています。あくまでもオフバランスの取り決めなので、そういう延長、専門用語でいうロールオーバーが認められています。
なぜって?
そういう決まりなんだから仕方ない(笑)。
企業会計ではロールする時点で、もし今その契約を解消したら本当はこれだけロスが出るよ、ということを明記する必要がありますが、国の場合はそんなことおかまいなし。
だから便利なんですよ、これ。
日韓の金融協力は維持 竹島上陸でも、政府方針 – MSN産経ニュース(8月13日)
ロイター為替コラム:ウォンは対円で上昇の可能性、韓国に政策発動余地 – REUTERS(8月15日)
それにしても、ロイターの記事は支離滅裂で、なぜ経済が停滞している韓国の通貨が高くなるのか、経済原則を踏みにじって無理やりな記事を書いています。