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怪物エピカリスの可能性を閉ざす3歳ダート路線の不遇......未だ「落ちこぼれ」のレッテルを剝がさないJRAの掲げる「前時代的」な方針とは

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 今年もすでに春のクラシック開幕に向けた有力3歳馬が次々と頭角を現しているが、こと3歳牡馬に関しては「今年は芝よりダート」といわれている。

 無論、まだ1月の段階で一概に述べることは難しいが、実際に2歳戦の牡馬は尽く牝馬にお株を奪われた格好だった。特に朝日杯フューチュリティS(G1)で牝馬のミスエルテに1番人気を譲ったのは、2歳牡馬に"核"になるような目立った存在がいなかった証といえるだろう。

 その一方でダート路線には、すでにエピカリス(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)という確固たるスター候補が早くも台頭している。

 新馬戦を6馬身、プラタナス賞(500万下)を7馬身、重賞初挑戦となった北海道2歳優駿(G3)に至っては後続に2.4秒差をつける歴史的な大勝劇。ちなみに単勝は1.0倍の元返しとなっており、早くも競馬ファンから熱い視線を集めている。

 そんな"怪物" エピカリスが今年の始動戦として予定しているのが、2月に行なわれるヒヤシンスS(OP)だ。

 すでにデビューから3連勝。賞金額の少ない交流重賞とはいえ、重賞を楽勝したエピカリスが今さらオープン競走に出走するのもおかしな話だが、獲得賞金の関係で他馬よりも1kg重い斤量を背負わされながらもエントリーしている。

 その理由は単純で、他に「選択肢」がないのだ。

 この問題は、以前から数多くの競馬ファンや一部のメディアで指摘されてきたもので、クラシックを中心に充実した3歳春の芝路線に対して、ダート路線が余りにも「不遇」だといわれている。

 実際に3歳牡馬だけで鑑みても、芝路線にはその頂点となる5月の日本ダービーまでに「14」の重賞が創設されているにもかかわらず、ダート路線には「0」。JRAが最初に執り行う世代限定のダート重賞は、日本ダービーの3週間後のユニコーンS(G3)となる。

 無論、日本競馬の中心は紛れもなく「芝」である。実際に日本競馬の根幹となる23(大阪杯含む)の平地G1レースの内、21が芝で開催されているのだから、その事実は絶対的なのものといえるだろう。少なくとも地方競馬を除く、中央競馬(JRA)ではそうだ。

 その根源は、やはり日本競馬そのものが芝から発展したものであることが大きい。現在のようにダートが「路線」として確立される一昔前までは「ダート馬=落ちこぼれ」というイメージがあったことが起因している。

 だが、それは遥か昔の話ではないだろうか。

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