お給料はほとんど生活費に回り、思うように貯金が増えない人は少なくないはずです。4月に増税が控えていることを考えると、「貯まらない人」は今後さらに増えると考えられます。
しかし、「貯金できないから、しない」と諦めるのはもったいない!
ファイナンシャルプランナー、首藤由之さんの著書『「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー習慣』(阪急コミュニケーションズ/刊)によると、身につけておけば勝手にお金が貯まる習慣があり、その中にはこんなものがあるそうです。
■まずは収支をしっかり把握する
貯金をしたかったら、支出を収入より少なくすればいいというのは基本中の基本です。
自分がどれくらい稼いで、何にどれくらいのお金を使っているのかというのがわかれば、「削れる支出」や「支出の傾向」「自分の貯蓄能力」など、さまざまなことがわかります。
だからこそ家計簿をつけることが有効なのですが、その際に注意が必要なのは「使途不明金」。
全ての支出を記録するのは現実的に難しいので「使途不明金」が出ること自体は自然なことです。しかし、あまりに多い場合は「知らない間にお金を使ってしまっている」状態だといえるので、もっと細かく支出を管理すべきだという警告だと捉えた方がいいでしょう。
■自分で貯金ができないなら積立貯金を
家計簿をつけた結果、毎月いくらか貯金に回せるお金があるのに、ついつい使ってしまうということがわかったら、普通預金ではなく積立預金を利用しましょう。
「毎月給料が振り込まれたら、○万円を預貯金にまわす」というように決めて、銀行で手続きをすれば簡単に始めることができます。
このメリットは、毎月自動的に給料の一部が預貯金に回るため、「そのお金は最初からなかった」と考えられること。必然的に、預貯金分が引かれた後に残った金額のなかで生活しようという意識に変わります。
■「枠」を決めて自分を追い込む
積立貯金をする場合は、毎月の預貯金額をちょっと多めに設定して、自分を追い込むことも有効です。
たとえば、収支を考えると毎月3万円しか貯金できないところを、毎月5万円積立預金に回すように設定すると、普段より2万円少ない金額で生活するしかなくなります。これまでと同じ生活をしていたら赤字になってしまうので、毎週末に行っていた居酒屋を隔週にしたり、趣味に使うお金を減らしたりと、何とかやりくりする方法を工夫するようになり、節約が習慣づきます。
今回は、「お金を貯める」ための習慣を取り上げましたが、「貯めるだけでなく、運用で殖やしたい!」という人もいるはず。
本書にはそんな人のための習慣も詳しく解説されていますので、将来お金で困らないために役立ててみてください。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。