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吉野家パニックのソフトバンク「スーパーフライデー」とコラボのサーティワン アイスは神対応

取材・文=増田理穂子/A4studio

 普段のピークタイムに比べてもかなり混雑しており、商品を手に入れるまで30分は優にかかったであろう。常連客によると、「隔月で開かれている普段の『31の日』よりも混んでいて、こんな行列は見たことがない」(10代女性)とのこと。

 吉野家がキャンペーンを行った際には2時間待ちの店舗が発生していたことなどを考えればまだマシとはいえ、店内のスタッフは相当大変そうであった。

人でごった返す原宿・竹下通りの店舗は見事に対応

 続いて訪れたCUTE CUBE HARAJUKU店は、原宿・竹下通りの中ほど、原宿駅から向かって右側の路地に入ったところにある店舗で、立地の面では渋谷店と同等かそれ以上の好条件。

 時刻は15時。店内には渋谷店同様パーティションポールが設置されていたが、並んでいたのは3、4人、待ち時間は1分程度でスムーズに注文にたどり着くことができた。店舗周辺は、当キャンペーンで手に入れたアイスクリームを手にしている利用客で溢れていたが、スタッフが食べ終わるタイミングを見計らってゴミを回収している姿も見られ、スタッフにもこの日のための特別なオペレーティングがいき渡っている様子だ。

 しっかりとキャンペーンに対応しているように見えたが、実際はどうなのだろうか。店頭のスタッフに話を聞いてみた。

「今年5月9日に『アイスクリームの日 お客様感謝DAY』というレギュラーサイズのシングルコーンを100円でご購入いただけるキャンペーンを行いました。そのときの経験から『スーパーフライデー』では、お客様のゴミを回収したり、近隣店舗にご迷惑をかけないように警備員を配置するといった対策をとっています」

 過去の経験をしっかりと生かしていたというわけだ。

結局は“個店ごとの現場対応”となった

 店舗ごとに意識の違いが見られたが、本社としてはどのような対策を打ち出していたのだろうか。キャンペーンの展開元であるソフトバンクの広報部に問い合わせたところ、次のような回答を得た。

「店舗が実施している対策はサーティワン アイスクリーム様が考案したものなので、具体的なお話は難しい」

 現場の細かな対応はサーティワン アイスクリームに委ねたうえで、クーポン自体の方法をサーティワン アイスクリームのオペレーションに合わせて変更するなど、対策を実施していたということなのだろう。

 一方、サーティワン アイスクリームの広報担当者からはこのような答えが返ってきた。

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