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80歳迎える自民党・二階俊博氏、幹事長にしがみつく“カネ事情”

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二階俊博幹事長(写真:日刊現代/アフロ)

 昨年12月の入院で「重病引退説」まで取り沙汰された自民党の二階俊博幹事長。12月17日には2週間ぶりに党務に復帰し、健在ぶりを見せたが、二階幹事長の交代論は燻り続けている。入院はインフルエンザ後に高血圧の症状がみられたための検査入院とされる。

「二階さんは大の病院嫌い。この際だから、一気にいろいろ検査をしてもらおう、ということで、無理やり入院させた」(二階氏の側近)

 もちろん二階派としては幹事長交代は阻止したいため、「健康に問題なし」と喧伝するのは当然だろう。

 二階氏の健康が不安視されるのは今回に限らない。「会議中の居眠りはしょっちゅう」(自民党筋)で、2月には80歳を迎える。激務の幹事長は年齢的にも重荷だろう。特に今年は統一地方選と参院選があり、体力的に耐えられるのか不安視する声も多い。

 もし二階幹事長の交代となれば、安倍晋三首相の腹案は3つ。順当にいけば岸田文雄政調会長の昇格。イエスマンの岸田氏なら、安倍首相の言うことを聞くし、寝首をかくこともないからだ。甘利明選対委員長の昇格もあり得る。その場合は、菅義偉官房長官に対する牽制だという。

「首相官邸内で菅さんの力がどんどん強くなり、官僚も安倍さんより菅さんのほうを向き、それを安倍さんは苦々しく見ている。そんななかで幹事長が岸田さんでは、菅さんにやられてしまうので、自分に近い甘利さんにして、菅さんの党への影響力拡大を阻止するということでしょう」(安倍首相周辺)

 サプライズは女性幹事長の起用。選挙向けの話題性狙いだ。小渕優子元経済産業相、稲田朋美元防衛相、高市早苗元総務相などが想定される。

 だが、二階氏は簡単には幹事長ポストを手放さない。それは、幹事長には自由に操れる党のカネがあるから。特に選挙の年は選挙対策の名目で湯水のごとくカネを使える。それは派閥の子分たちもよくわかっており、だからこその冒頭の「健在アピール」となる。

 もうひとつ、二階氏が幹事長にしがみつく理由は、後継者問題があるからだ。

「二階氏は次の衆院選には出馬せず、引退すると見られている。後継者には自身の公設秘書をしている三男・伸康氏を考えている。二階氏の和歌山1区は、かねてより世耕弘成経産相も参院の和歌山選挙区からの鞍替えを狙っているとされる。三男に自民党公認を確実に取らせるためにも、自身が幹事長の時に後継問題をクリアしておきたいのだろう」(永田町筋)

 さて、年明けの新年会シーズン。二階氏はどこまで顔を出し、健康不安説を払拭できるのか。先月26日、二階氏の妻・怜子氏が死去。77歳。通夜は28日、東京・上落合の最勝時で行われ、安倍首相も参列した。二階家と二階後援会の主催で2月23日に和歌山県・御坊市の御坊市民文化会館で「しのぶ会」が予定されている。こうした事情もあり、二階氏は新年会に顔を出さないかもしれない。
(文=編集部)

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