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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

一部の養殖サーモンに要注意?ダイオキシン検出量が11倍の例も、エサに豚肉や植物油脂

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「Getty Images」より

 日本人が自分の健康のために投じているお金は、年間総額5兆7351億円にも上るそうです。このなかから、スポーツジムの費用、エステなどの美容関係、健康器具、医療雑貨、そして市販の医薬品等にかける金額を除いた、いわゆる健康食品や健康飲料、サプリメントなどに支払っているお金だけで2兆6735億円に達するといわれています。良いか悪いかは別として、巨大な市場を形成していることだけは確かなようです。

 この数字から見て取れるのは、通常の食事では必要な栄養を摂取できないから、食事以外でその不足を補おうとしている人たちが相当数いる、ということです。

 その食事にかけるお金に関して、正確な数字を出すことは難しいと思いますが、ひとつの指標として「エンゲル係数」というものがあります。これは家計に占める食費の割合ですが、日本のエンゲル係数はずっと下がり続けていました。2005年には22.9%まで落ちましたが、その後、上昇して16年には25.8%まで回復しています。これは1980年代後半と同様の数字です。この数字だけを見て、「日本人は自分たちが食べるものが大事だということに気づき、それにお金を使うようになってきたか」と思ったら、大間違いです。実態は、かなり悲惨な状況です。

 エンゲル係数はパーセンテージで算出するものなので、いくら使ったかという金額の実数とは別なのです。ここ数年、日本のエンゲル係数が上がった理由は、消費者物価が上がったこと、特に食品の価格が高騰していることと、収入が下がったことで消費全体が低迷していることによるのです。消費全体が下がるなかで、どうしてもかかってしまう食費は、そのパーセンテージが上がっているという、悲惨な実態を表したのがエンゲル係数の上昇ととらえなければなりません。

 実際に、食品全体の価格はここ数年で約1.7%上昇し、特に生鮮野菜は約5%上昇しています。これは天候不順など、やむを得ない事情もありますが、筆者は国の食料政策が間違っているためだと思っています。

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