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入江ガールズで接待された明石家さんまが“助命嘆願”?直営業を黙認した吉本の“罪と罰”

文=藤原三星
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2014年に双葉社より刊行された入江慎也の著作『社長が落ちる接待力』

 多くの謹慎処分者を出し、芸能界を揺るがす事件にまで発展した闇営業問題。その発端となったのは、「友達5000人」を謳い、2015年に設立されたという自身のコンサルティング会社「イリエコネクション」を年商1億円にまで成長させた、カラテカの入江慎也だ。反社会的勢力と吉本芸人とをつなげたことを問題視され、吉本興業所属の芸人のなかで唯一、解雇処分を下されたのは周知の通り。入江をよく知るある放送作家は、次のように語る。

「あの事件以来、僕も何度か電話したんですが、一切出ないですね。入江は芸人なのに昔から名刺を持っていて、自分の携帯番号を配りまくっていた。僕らが業界の人間らと飲んでいて彼に電話すると、すぐに飛んできて盛り上げてくれてたのですが……。

 イリエコネクションは、一応コンサルティング会社を謳ってはいますが、収益の大半は入江の“講演会”で成り立っていた。入江の講演会だけで年間5000万円以上の売り上げがあり、入江の“社長人脈”から取ってきたパーティーにおける盛り上げ役といった仕事も多かったとか。また、同社の取締役として名を連ねている落合圭太さんは、業界では有名なフリーのディレクターで、ソーシャル経済ニュースサイト『NewsPicks』にも、“イリエコネクション取締役”としてのアカウントで発言をしていましたが、今やツイッターも停止状態で雲隠れしている状況です。

 みな、入江に“世話”になっていたのは事実で、その大半は女のつながりです。宮迫(博之)さんやロンブー(田村)亮さんだけではなく、今田(耕司)さんや(明石家)さんま師匠など、大物芸人の飲み会にも入江はよく“入江ガールズ”を連れて大接待を繰り返してたというのは、業界じゃ有名な話。今回の解雇処分についてさんま師匠が吉本の上層部に『それだけはやめてやってくれ』と直談判したそうですが、それでも吉本は首を縦には振らなかったとか」

吉本と入江は“Win-Win”関係

 しかし、「入江がクビになったのは今回の事件だけが原因ではない」と語るのは、吉本興業に近いある関係者だ。

「吉本の上層部は、イリエコネクションが吉本芸人を使って直営業をしていることを長らく黙認してきました。それは、仕事のない芸人の食い扶持として、イリエコネクションの直営業仕事がいい受け皿になっていたから。ある意味、吉本と入江は、Win-Winの関係にあったわけです。

 しかし、入江が事業を拡大するに従い、『半グレや反社のパーティーに吉本芸人をブッキングしている』と黒い噂も広まってきた。実際、吉本は入江に複数回にわたって注意勧告をしていたそうですが、それを入江は聞き入れなかった。入江からすれば、『吉本が仕事を入れてやれない芸人におれが仕事を回してやっている』という思いもあったのでしょう。ただ、結果として入江がやっていたことは、“所属芸人でありながら、吉本の芸人を使って私腹を肥やした”とも取られかねない行為。だからこそ、今回の事件で彼は真っ先に切られたわけです」

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