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首都圏、スーパーリージョナル「バンク」構想始動…全国23県で地銀消滅、金融庁が報告

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横浜銀行本店(「Wikipedia」より/Kakidai)

 地方銀行の苦境が続いている。貸出金利は低下傾向が続き、本業で稼ぐ力は低迷したままだ。上場する78の地銀・グループの2019年4~9月期の中間決算は7割にあたる56行が最終減益か赤字だった。最終赤字は2行。島根銀行が21億円の赤字、みちのく銀行が15億円の赤字、東日本銀行が17億円の赤字だった。島根銀はSBIホールディングスから出資を受け入れ、みちのく銀はライバルの青森銀行と包括業務提携を検討する。コンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)傘下の東日本銀には、グループ中核行の横浜銀行が新頭取を派遣し、経営のたて直しを進める。

生え抜き頭取が引責辞任

 コンコルディアFGの19年4~9月期の連結純利益は前年同期比3.8%減の300億円。横浜銀の純利益は同8.5%増の309億円で4期ぶりに増加に転じた。しかし、東日本銀が11年ぶりの17億円の最終赤字に転落したことが痛手となった。そのためコンコルディアFGは20年3月期の連結純利益を前期比7.8%減の500億円に下方修正した。1.3%増の増益予想から一転。減益となる。

 東日本銀は不動産業向け融資の自己査定を厳しくし、与信費用が当初想定を上回る。過去に高い利回りを得られた貸し出しが減り、利回りの低下も進む。東日本銀単体の通期予想を5億円の黒字から71億円の赤字に変更した。大神田智男頭取は就任から1年半で退任。1989年に相互銀行から普通銀行に移行した東日本銀の頭取は大蔵省(現・財務省)出身者の指定席だった。吉居時哉氏、鏡味徳房氏、石井道遠氏と天下り頭取が3代続いた。不適切融資が発覚し、石井頭取が引責辞任。18年6月に頭取になった大神田氏は、東日本銀の生え抜き。行員の期待は高かったが、赤字転落の責任を問われ更迭された。

 後任頭取には、横浜銀行の大石慶之・代表取締役常務執行役員が12月1日付で就任する。85年、早稲田大学商学部を卒業して、横浜銀に入行。蒲田支店長などを経て、13年から執行役員として融資部長、人財部長を歴任。16年に取締役に昇進。18年に大矢恭好頭取に次ぐ序列2位の代表取締役常務執行役員(秘書室担当)に就いた。次期頭取の有力候補とみられていた。

 都内で記者会見したコンコルディアFGの川村健一社長(前横浜銀行頭取)は「横浜銀からトップを送ることで再建への責任感を持ちながらグループの一体感を高めたい」と話した。今後は収益力の改善に向け、店舗数を3割減となる55カ所に減らすなど、横浜銀主導で営業体制の見直しを行う。

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