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アマゾン、「アウシュビッツ」「原爆ドーム」のクリスマス飾り販売…海外で反発広がる

文=編集部
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アウシュビッツ・ビルケナウ博物館がツイートした商品画像

 米アマゾンの通販サイト「Amazon.com」のクリスマス商品コーナーに、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)が行われたアウシュビッツ強制収容所(ポーランド)の写真を使ったオーナメントなどが出品されていたことが、米CNNの報道で発覚した。一連の商品の中には、日本の原爆被害の象徴である原爆ドーム(広島市)のクリスマス飾りもあった。アマゾンは5日までに、当該商品の出品取り下げ処置を行った。

「おぞましく侮辱的だ」

 2日付のCNNオンライン版によると、ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ博物館が商品を発見し、Twitterで投稿したことで発覚したという。

 同博物館は問題の商品のスクリーンショットをツイート。収容所に向かう線路や収容所の大きな門、鉄条網で仕切られた通路などの写真が、ツリー飾りやマウスパッド、栓抜きなどに使われていた。世界各地の観光名所の写真をクリスマス飾りに仕立てたシリーズ商品の一部で、価格は10~13ドル。アマゾンマーケットプレイスの複数の業者が販売していた。博物館は「おぞましく侮辱的だ」と投稿するなど、強く反発した。

原爆ドームがなぜクリスマス飾りに?

 一方、当サイトが調べたところ、原爆ドームのクリスマス飾りはアラブ首長国連邦(UAE)の通販サイト「Amazon.ae」で出品されていたことを確認した。商品は米国版アマゾンでも販売されていた。5日現在、当該商品ページは削除されていた。広島県の地元紙記者は次のように困惑する。

「アメリカなどに海外出張に行ったときに、原爆ドームの写真が使われているキーホルダーなどを見ることはありますが、今回の商品は不謹慎でしょう。クリスマスツリーに飾るのに適したモチーフとは思えません。まだ原爆症で苦しんでいる方もいます。気分の良い話ではないです」

 アマゾンの商品は11月下旬、日本のブラックフライデーセールでも物議を醸している。一部出品業者が通常価格を一時的に値上げしたうえで、90%セールを行うなど「値引き感の演出」をしていたことが発覚。インターネット上で「景品表示法違反ではないのか」との指摘が殺到し、アマゾンが出品取り下げ処置を行った。

(文=編集部)

 

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