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石徹白未亜「ネット依存社会の実態」【アプリ四季報 2020年1~3月】

ウーバーイーツ&出前館のアプリ、緊急事態宣言で利用急増…銀行・証券もユーザー増加

構成=石徹白未亜/ライター
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ウーバーイーツの自転車便(「Wikipedia」より)

 ダウンロードしたものの、数回使っただけで休眠状態だったり、アンインストールしてしまったりしたアプリがある人も多いはずだ。テレビCMなどでは「数百万ダウンロード突破!」と威勢のいい言葉を聞くが、実際にどんなアプリがどの性年代にどのくらい使われ続けているのか。

 本連載では、ダウンロード数だけでは見えない「アプリの利用率」をモニターの利用動向から調べるサービス「App Ape」を提供しているフラーに、四半期ごとに人気アプリの実態について聞いている。

 新型コロナウイルス(以下、コロナ)禍にある今回は特別編として、同社のオウンドメディア「App Ape Lab」編集長の日影耕造氏に、2020年第1四半期(1~3月)、さらに緊急事態宣言が出された4月の状況も含め、アプリの動向を聞いた。

緊急事態宣言で「ZOOM」の利用は39倍に

――コロナの影響はアプリ動向にどのような変化をもたらしていますか?

日影耕造氏(以下、日影) 「潮目」が変わったのは、まずは2月27日の政府による一斉休校の要請表明でした。それに伴い、子どもの家庭教育に関するニーズが高まり、企業のテレワークの流れも徐々に進んでいきました。そして、4月7日に緊急事態宣言が出てからは、本格的な巣ごもりモードに入りました。

 ネット社会以前は、「巣ごもり」になると人との接触が減るので消費は減退すると言われてきましたが、今はオンラインのコミュニケーションに置き換えられます。では、アプリの利用状況がどう変わったのか見ていきましょう。

 まず、図1が、主要アプリの1月15日~2月14日のDAU(Daily Active user:1日に一度以上、そのアプリを立ち上げたユーザーの数)を基準に、3月、そして4月以降の1週ごとにDAUの増減を比較したものになります。

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図1

 当然伸びたであろう、テレワーク支援系アプリを見ていきましょう。表内の一番上の「ZOOM」から「Microsoft Teams」までの3アプリと「LINE WORKS」が該当しますが、どれも飛躍的にDAUを伸ばしていますよね。一番伸びた「ZOOM」は、4月22日からの週では39倍になっています。特に、緊急事態宣言が出された4月7日以降の週の伸びが飛躍的ですよね。

――「ZOOM」は4月上旬に脆弱性の問題が報道されましたが、それでもほかのテレワークアプリよりも伸び率が著しいですね。

日影 次に、教育系アプリを見ていきましょう。図1表内の「きずなネット」は学校連絡網アプリで、学校や塾などの教育機関から保護者のスマホに情報を発信しています。「Classi生徒用」は学校のICT化をサポートするプラットフォームアプリです。「スタディサプリ」は動画で有名講師の講義を配信しているアプリです。図1を見ると、どのアプリもテレワークほど飛躍的ではないですが、1~2月期と比較して2~5倍と順調に伸ばしていますよね。

ウーバーイーツ&出前館は“特需”状態

日影 次に、ジャンル別にアプリの伸びをDAUの推移で見てみましょう。まず、わかりやすい例がケータリングです。「3密」を避けるために外食を控え、持ち帰りや出前のニーズが高まっています。図2は「App Ape」による「Uber Eats」と「出前館」のDAU推移です。「Uber Eats」は3月時点で前月より増加傾向にありましたが、4月から飛躍的に伸びていることがわかります。

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図2
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