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シリーズ〈映画・ドラマにおける“不幸の連鎖”を考える〉第3回

不祥事だらけのヒット作『ROOKIES』…高岡蒼甫、小出恵介、市原隼人らの悲しき行状

文=峯岸あゆみ
不祥事だらけのヒット作『ROOKIES』…高岡蒼甫、小出恵介、市原隼人らの悲しき行状の画像1
熱血ドラマ『ROOKIES』(TBS系)の放送がスタートしたのは、2008年。甲子園を目指して奮闘する生徒の成長と絆を描いた同ドラマは圧倒的な支持を集め、最終回では視聴率19.5%を叩き出した。(画像は、TBS『ROOKIES』公式サイトより)

 出演者、関係者に不幸な出来事や、不祥事などが立て続けに起こる映画やテレビドラマを「呪われた作品」などと呼ぶことがある。「呪われた」とはなんとも不謹慎な物⾔いだが、そうでも呼ばない限り、その作品に降りかかった「負の連鎖」を説明できないような、そうした作品というものが存在するのだ。このシリーズでは、そうした不幸、悲しみが連続した作品たちを取り上げてみたい。

原作が「週刊少年ジャンプ」に連載された映画のなかでは『鬼滅の刃』に次ぐヒット作の『ROOKIES』

「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて1998年から2003年まで連載された森田まさのりによる人気コミックを実写化し、佐藤隆太市原隼人小出恵介城田優中尾明慶高岡蒼甫桐谷健太佐藤健五十嵐隼士らが出演した熱血ドラマ『ROOKIES』(TBS系)の放送がスタートしたのは、2008年4月19日のことだった。

 二子玉川学園高校(通称:ニコガク)の野球部員役に、当時の若手イケメン俳優がズラリと揃った効果もあり、物語が進むにつれて視聴率はジワジワとアップ。同年7月26日放送の最終回では番組最高となる19.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録した。また、GReeeeNが歌ったドラマの主題歌「キセキ」も大ヒットしている。

『ROOKIES』は多くの視聴者の支持を集め、同年10月にスペシャル版も放送。また、2009年にはドラマの続編に当たる映画『ROOKIES -卒業-』が公開された。この作品は、日本で同年公開されたすべての映画のなかで第1位の興行収入(85.5億円)を記録。これは、2021年2月現在でも歴代日本映画の興行収入ランキングのベスト20に入る好成績であり、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』以前は、原作が「週刊少年ジャンプ」に連載された映画のなかで、最大のヒット作だった。

 そんな2000年代を代表するヒットシリーズであった『ROOKIES』だが、その後、出演者にネガティブな出来事が相次ぎ、作品のファンを哀しませているという現実がある。

市原隼人は交通事故3回、小出恵介は未成年淫行事件で謹慎処分に

 ニコガク野球部のエースで4番の安仁屋恵壹を演じた市原隼人は、『ROOKIES』後に、実に3度の交通事故を起こしている。2007年に神奈川県内にて、2009年には都内の国道で、そして2019年にも都内でと、それぞれ運転中に衝突、もしくは追突事故を発生させたのだ。幸い、それぞれ人命にかかわるような事故ではなく、市原は俳優活動を今も続けているが、12年間に3度の事故は芸能界でもなかなか例がない。SNS上では「運転の適性がないのでは?」「免許を返納すべき」と指摘されるのもやむを得ないところだろう。

 野球部の主将・御子柴徹を演じた小出恵介は、のちに表舞台から完全に消え去った。2017年6月に、写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)が、小出恵介が17歳の高校生との飲酒及び性的関係を持ったことを報道。当人がその記事内容を認めたことから、当時の所属事務所・アミューズは、小出の無期限活動休止を発表するに至る。また、撮影が終了していたドラマの放送中止、出演予定の映画、ドラマの降板、CM出演契約の途中解消といった事態となり、事務所側がその対応に追われると共に、甚大な金銭的マイナスを強いられたことが予想された。

 その後、相手女性との示談が成立し、小出は不起訴処分となるものの、復帰はならず、2018年にアミューズとの契約が終了している。それから2年、2020年に、他事務所と契約し活動再開を発表した小出だが、主演予定のミュージカルがコロナ禍で公演延期になるなど、必ずしも順調とはいえない状況だ。

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