スパスパvsプチプチ徹底検証バトル…見よ、この美しい切れ味を!手で簡単に切れて超便利
「プチプチ(R)」を製造販売する川上産業株式会社(東京都千代田区)が開発した、プチプチの新シリーズ「スパスパ」。一般的には丸型であるプチプチの粒を四角にするなどさまざまな工夫を凝らして、従来のプチプチにあった「手で引っ張って切るのが難しい」という点を改善し、「ハサミなどを使わずとも手で簡単にまっすぐ切れる」ことができる商品だ。
その開発秘話を同社に聞いた【前編「手でまっすぐ切れるプチプチ「スパスパ」の衝撃…フリマ商品の梱包が奇跡的に楽になる!」】についてはこちらをご覧いただくとして、スパスパは本来、梱包材や緩衝材としての使用が想定されており、ポリエチレン製である程度の強度はあるはず。実際のところ、本当に“スパスパ”っと手で切ることができるのだろうか……?
というわけで、【後編】にあたる今回は、スパスパの切れ味がいかほどであるのかを筆者が検証してみようと思う。
一般的な丸型のプチプチと比べると、切りやすさの違いは歴然!
検証するにあたっては、スパスパの製造元・川上産業にご協力いただくことに。同社に「レビュー用のサンプルをいただきたい」とお願いしたところ、なんと幅1200mm×5m巻きのスパスパ(公式サイトで購入すれば税込み528円、別途送料あり)が送られてきた!
多くの人々が日常生活で見かけるプチプチといえば、大抵はワレモノの梱包材や緩衝材として使用されているようなタテ・ヨコ数十センチ程度のものだろう。一方で、ロール状になっているこのドデカイプチプチ、結構な迫力である……。
では、早速検証してみよう。同社の公式サイトの説明にもあるように、スパスパには縦2.5センチ(粒2つ分)、横5センチ(粒4つ分)間隔でミゾが入っており、スパスパッと切るためにはこの“スパミゾ”に沿ってカットすることがポイント。スパミゾのなかに四角いプチプチが縦に2つと横4つ、計8つ並ぶサマは、まるで板チョコのようでなんともかわいらしい!
実際に手で切ってみたが、一般的な丸型のプチプチと比べると、切りやすさの違いは歴然。丸型プチプチは当然ながら切り口がびろーんと伸びてしまうが、スパスパは文字通り、スパッとまっすぐ切ることができた。
スパスパッと手で切っていく時の感触がクセになるし、もちろん一般的なプチプチと同様、粒をプチプチとつぶすこともできる。梱包時や開封時の手間が少なくなることに加えて、スパスパとプチプチ、2つの楽しさをあわせ持った商品といえよう。
さらに、スパスパでワイヤレスイヤホンのケースや清涼菓子を包んでみた。安定のスパスパ感で、梱包材として使う分の切り分けがスムーズに進むが、かといってモノを包んでいる最中に破れたりすることもなく、強度に問題はなし。また、四角い粒にスタイリッシュな雰囲気が感じられる気もする。粒が丸から四角になっただけで印象が変わるから不思議だ。
切り始める際には少しだけ切れ目を入れ、“スパミゾ”に沿って切るべし!
ただ、今回スパスパをさまざまなサイズに切り分けていくうちに気づいたことがある。
スパッという切れ味を楽しむためには、きちんとミゾに沿って切ることが重要。しかし、しっかりスパミゾに沿っているつもりでも、最初から全力で一気にスパッと切ろうとすると、途中で破れてしまったり、横方向に切ろうとしていたのに縦方向に切れてしまったりして、狙い通りにスパスパ切れない……という事態が起こることがあるのだ。そのため、切り始める時にはまずは少しだけ切れ目を入れて、しっかりスパミゾに合った切れ目が入っているか確認した上でスパッと切るのがおすすめ。
従来のプチプチにはなかった圧倒的な切れやすさを誇るスパスパ。商品の梱包や開封の機会が多いフリマアプリユーザーにはぜひ使ってみてほしい。プチプチ並みに中毒性のある「ポリエチレン製なのにスパスパッと切れる」という感触を、どうかご堪能あれ!
(文=田口るい)
【8月8日は「プチプチの日」】
8月8日の「プチプチの日」を記念して、川上産業では8月16日まで「オンライン 超プチプチ祭」を開催中とのこと。SNSを使ったキャンペーンやオンラインショップでの購入特典もあるそうです。特設サイトはこちら。
※「プチプチ」は川上産業の登録商標です。