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西山美紀「貯蓄スキルの高め方」

「マイナポイント」1万5000円分をPayPayでもらうのに何日かかる?やってみた

文=西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー
マイナンバーカード(「Wikipedia」より)
マイナンバーカード(「Wikipedia」より)

 最大2万円分のポイントがもらえる、マイナンバーカードマイナポイント。みなさん、もう受け取りましたか?

 マイナポイントを受け取るには、2022年9月末までにマイナンバーカードの申し込みをする必要があるため、まだカードを受け取っていない人は手続きを急ぎましょう。もうすでにカードを申し込み、第一弾の「マイナンバーカードの新規取得」によって、最大5000円分のポイントを受け取った方もいるでしょう。

 筆者も、すでにマイナンバーカードをつくり、第一弾の最大5000円分のポイントは受け取っています。今回、6月30日から始まった第二弾の「健康保険証」と「公金受取口座」との紐づけによって、最大1万5000円分のマイナポイントも受け取ったので、そのレポートをお届けしたいと思います!

マイナンバーカードが普及すれば、便利な世の中に?

 マイナンバーカードをつくったり、健康保険証や公金受取口座とカードを紐づけたりすることについて、「面倒ではないか」「国に情報が吸い取られるのでは」といった声も聞きます。しかし、もし国民全員が登録すれば、マイナンバーカードに情報が一元化されて、わざわざ健康保険証を単体で持ち歩く必要はなくなりますし、医療関係のコストも削減できます。いずれは、私たちにも、たとえば社会保険料アップが抑えられるといったメリットが期待できます。

 また、以前コロナ給付金(特別定額給付金)として、1人10万円の給付金がありましたが、地方自治体から届いた書類に記入して返送するといった手続きが手間だと感じた人も多いかと思います。今後、マイナンバーカードと公金受取口座の紐づけが進めば、手続きが簡素化され、さまざまな給付金を受け取るスピードが速くなり、手続きに関するコストが削減できるメリットがあるでしょう。

 さらに、今後マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」を提示した場合、これまでの健康保険証を提示した場合よりも、窓口負担を軽くする(数円ですが)というニュースが、先日報道されていました。

 そのため、いずれの紐づけについても、個人的には特にデメリットは感じませんでしたので、さっそく登録してみたいと思います。

「健康保険証」「公金受取口座」の紐づけをしてみた

 事前に準備するものは「マイナンバーカード」「数字4桁の暗証番号」「スマホ(PCでも可能ですが、スマホの方がスムーズだと思います)」「マイナポイントアプリ(インストールしておく)」の4点です。

 マイナポイントアプリを立ち上げ、「申込む」→「はじめる」をタップしたら「マイナンバーカード」を読み取ります。

 カード取得時に設定した暗唱番号(数字4桁)を入力し、マイナンバーカードの上にスマホを置きます。

 読み込みができたら、「キャンペーンを選択してください」と出ます。

□健康保険証としての利用申込み 7500ポイント

□公金受取口座の登録 7500ポイント

対象外

□マイナンバーカードの新規取得 最大5000ポイント

 と出てきました。筆者は、新規取得の際の5000ポイントはすでに受け取っているので「対象外」と出ました。

「健康保険証」と「公金受取口座」の両方にチェックを入れ(どちらか一つだけ希望の人は、そちらをチェック)、次に進むと、筆者は前回PayPayでポイントを取得したため、「この受取り方でよろしいですか」と聞かれた画面にPayPayがすでに載っていました(第一弾で受け取った方法が第二弾でも使える場合は、自動的に掲載されます)。

 OKをタップし、「決済サービスID」「セキュリティコード」「電話番号(下4桁)」を入力します。決済サービスIDとセキュリティコードは「項目ごとの情報はこちらで確認できます」をタップすると、ブラウザが開いて、説明があります。

 PayPayアプリを開き、「マイナポイントのアイコン」をタップすることで、決済サービスIDとセキュリティコードが確認できました。入力して進んでいくと、利用規約が出てくるので確認・同意して進み、申し込みが完了です。

「公金受取口座」を登録する

 まだ、もう少しステップがあります。次は「公金受取口座」の登録です。

「マイナポータルアプリ」をダウンロードし、「公金受取口座」の設定に進みます。4桁のパスワードを入れてから、マイナンバーカードの上にスマホを置いて読み取り、ログインします。その後、案内に沿って進んでいくと、口座情報の登録ができます。

 口座の登録は、メガバンクだけでなく、ネット銀行などでもOKでした。口座が照会され、確認後、登録が完了です。

登録状況の反映は、少し遅れることも

 無事登録ができているかどうかは、「キャンペーンの申込み状況」をタップするとわかります。

 ちなみに筆者の場合、口座情報を確かに登録したはずなのですが、申し込み状況が「条件未達成」のままになっていました。混雑中は、すぐに反映されないようなので、気長に待ってみましょう。

 一晩明けた翌朝。PayPayアプリで残高を見ると、「PayPayポイント付与7500円」が2つありました。詳細を確認すると「【マイナポイント】 公金受取口座の登録で7500ptもらえる」「【マイナポイント】健康保険証としての利用申し込みで7500ptもらえる」とあり、しっかり1万5000ポイントが入っていました。

 また、マイナポイントのアプリを立ち上げ、申し込み状況を確認してみると(4桁の暗証番号を入れて、マイナンバーカードの上にスマホを置いて読み込む)、「健康保険証としての利用申込み」と「公金受取口座の登録」が「付与確定」となっていました。

 これで、無事受け取りができました。

 今回はPayPayのケースを紹介しましたが、思っていた以上にスムーズでした。他の受け取り方法の場合は、ポイントを受け取るまでの流れや日数が多少異なりますが、よろしければぜひご参考にしてみてください。

 詳細は、マイナポータルのサイトもご確認ください。

マイナンバーカードの健康保険証利用|マイナポータル (myna.go.jp)

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方について発信。Oggi、ミモレ、マリソル、LEE、日経DUALなどの女性誌・WEB等でマネーコラム連載、取材・執筆・監修等。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる!お金の増やし方』(主婦の友社)等。

Twitter:@writerN1225

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