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9日の東京株式市場は、米国株高を好感し買いが優勢だった。日経平均株価は一時、前週末終値からの上げ幅が600円を超え、心理的節目の3万4000円に接近した。終値は385円76銭高の3万3763円18銭と続伸し、バブル期の1990年3月以来、33年10カ月ぶりの高値を付けた。
8日の米国市場ではハイテク株中心のナスダック総合指数は2%超上昇した。この勢いが9日の東京市場に及び、製造装置大手の東京エレクトロンなどの半導体関連株がおおむね堅調となった。日経平均は午前の取引開始からほどなくして3万3990円28銭まで上昇した。その後は利益確定売りに押されたが終始プラス圏で推移し、2023年7月3日に付けた昨年来高値(3万3753円33銭)を上回った。
市場関係者は「新年に入り海外投資家の新たな運用資金が流入している」(大手証券)と需給改善を指摘していた。一方、「円相場の上昇が重しとなった」(中堅証券)との声もあった。 (了)
(記事提供元=時事通信社)
(2024/01/09-15:39)
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