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「だから直接聞いてみた forビジネス」

しつこいツタヤのクーポン・メール、いつも内容がバラバラの謎を直撃してみると…

文=酒平民 林 賢一/ライター

 というわけで、ツタヤ渋谷店にかけ直して同じように聞いてみた。

クーポンの日程や内容に規則性はあるのでしょうか」

担当者 基本的にはランダムです。全国で共通のものがある場合は、そちらに合わせることもございますし、店舗ごとの自作の場合でもバラツキがあります。

–店舗ごとにクーポンを自作する場合には、狙いがあるのでしょうか。

担当者 詳細はお答えできかねるのですが、基本的にはランダムです。
 
–例えば、今このクーポンを出したいから出そうということではないのですか。

担当者 そういった内容については、申し訳ございませんがお答えできかねます。

–とりあえず、「全国で共通のもの」と「ランダムで配信するもの」と「狙って配信するもの」が混在するということですね。

担当者 そうですね。したがって一概にはお答えしかねます。

–わかりました。ありがとうございました。

 というわけで、ツタヤからメールで送られてくるクーポンには3種類あることがわかった。

・全国共通
・ランダム配信
・各店舗オリジナル

 規則性があるとすれば、事前にクーポン送付時期がわかってしまうということで、それだけを狙ったお客さんが増えることも本意ではないだろう。だから秘密な理由もわかる。真相は闇だ。

 だが、考え方を変えれば、1つだけ楽しみが増えたともいえる。今後は、クーポンが「全国共通」なのか「ランダム配信」なのか「店舗オリジナル」なのかを想像することができるではないか。とっても些細な楽しみで、そんなことをして何になるかは不明だが。

 とにかく、安ければ安いほどいいし、楽しければ楽しいほどいい。そういうことにしておこう。
(文=酒平民 林 賢一/ライター)

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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