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山口県、企業誘致に「美しすぎる」女子高生を起用で効果絶大!県職員「希望の女神」

文=松崎隆司/経済ジャーナリスト
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山口県、企業誘致に「美しすぎる」女子高生を起用で効果絶大!県職員「希望の女神」の画像1山口県企業誘致プロモーション「希望の女神」に選ばれた熊谷江里子さん

 2014年9月に発足した第2次安倍晋三政権は地方創生を掲げ、20年までに地方で30万人の若者雇用を創出するとともに、東京圏から地方への転出者を4万人増加させることを進めている。

 そこで最大の課題となるのは、働く場所の確保。全国の自治体があの手この手で企業誘致にやっきになっているが、そう簡単ではないようだ。どんな好条件を出しても、企業に関心を持ってもらうことすら難しいのが現状なのだという。

 このようななかで安倍首相のお膝元である山口県では、東京ビッグサイトで行われた「2015国際ロボット展」にブースを出展し、地元アイドルを使った企業誘致のプロモーションを展開した。

「山口県は立地環境や優遇制度は全国でもトップクラスですが、その事実を全国の経営者にあまり知られていません。そこで今回は、こちらのPRではなくて、イソップ童話の『金の斧、銀の斧』になぞらえて、『希望の女神』が企業移転を考えている企業に金の斧(優れた立地環境)や銀の斧(充実した優遇制度)を与えるというストーリー仕立てのプロモーションを企画したわけです。その手始めに行ったのが、東京ビッグサイトで行われた『2015国際ロボット展』でのブースの出店です」(山口県の企業立地担当者)

 その「希望の女神」に選ばれたのが、地元出身の若手女優、熊谷江里子さんだ。熊谷さんは今年18歳の現役女子高生で、お姉さんの助言で「第1回JUNONガールズコンテスト」に応募。応募者7500人の中から準グランプリを受賞した。

「幅広い年代の人たちに好かれる女優さんになりたい」と語る熊谷さん。来年の大学進学を控え、勉学と芸能活動を両立させながら、ミュージカルやテレビ、CMなどに出演している。

「彼女は地元出身で、しかも新人で、無垢なところが女神のイメージにぴったりあっていたので抜擢しました。普通なら名刺すら受け取ってもらえないのですが、彼女が会場にくると、みんな関心をもって集まってきます。私たちにとってもまさに希望の女神です」(同職員)

 「希望の女神」に抜擢された熊谷さんはその感想について次のように語っている。

「私は山口県で生まれ育ちましたから、ここが大好きです。山口特産の瓦そばやフグなど大好きなものもたくさんあります。そんな地元から『希望の女神』やってみないかという話をお受けし、『すこしでも山口県のためになれるようにがんばろう』という気持ちが芽生えました。私が生まれたのは宇部という町ですが、近くには宇部興産という大きな会社があり、活気に満ちています。全国的にももっと山口県の良さを知ってもらって、県全体がもっとそんな活気にあふれるような地域になってほしいと思います」
(文=松崎隆司/経済ジャーナリスト)

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