・さらに、Cの女性会員からは、B氏から性行為を迫られたとの報告が複数寄せられております
・B氏は貴社の社内SNSや知人宛の携帯メールなどで、「約40万円の負け!」「いや~ 授業料高いわ…」などと、賭けを匂わせる発言をしておられます
2.貴殿へのご質問
・上記事実につきまして、事実誤認、もしくは疑義のある箇所がありましたらご教示くださいませ
・増資に関してF氏自身が押印したはずの書類を、本人に見せられないのはなぜでしょうか
・週刊誌報道を「事実無根」と断言される根拠をご提示ください
・Cの会費の流れや、参事の会費キックバックシステム、またB氏が会員に対して性行為を迫っていることについて、何かしらご存じのところがあればご教示くださいませ
・B氏はゴルフで賭けをやっておられるのでしょうか。やっていないのであれば、「40万円の負け」というメッセージは何を表しているのでしょうか
・B氏の暴力行為の被害者が存在し、実際に警視庁原宿署に告訴状が提出されております。この事実についてはどのようにお考えでしょうか
・企業の社会規範遵守が厳しく求められるなか、特に一部上場企業である貴社がコンプライアンスを疑われる行為を行うことは、貴社や市場全体の信用棄損にもつながる事態と認識しておりますが、貴殿はいかがお考えでしょうか
・今後、本件においてはどのように対応なさるご予定なのか、方策をご教示いただけますでしょうか
(以上、質問状の内容)
この質問状に対して、A社の代理人弁護士から返答があった。筆者も仕事柄、これまでさまざまな回答書を目にしてきたが、これほどまでに興味深く読んだのは初めてである。全体が虚偽情報で塗り固められており、かつ後半部分は支離滅裂で意味不明、さらには明らかに弁護士としては不適切な、脅迫行為を堂々と行ってきたからだ。この回答書そのものが、同社の異常性をよく表現しているといえよう。
<A社代理人弁護士からの回答>
新田龍 殿
貴殿からの平成27年12月18日付質問につき、Bから受任を受けまして、当職が回答させていただきます。
まず、Eにおける第三者割当増資につきましては、当時Eの代表取締役であったF氏の意思に基づいて行われたものであることに間違いありません。