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筆者はイベントでSVB社長の和田徹氏にクラフトビールの可能性について尋ねたところ、こんなふうに答えた。
「SVBは開業1年で来店客数約26万人を数える見込みです。今年も26万人の来客を見込んでいます。これを10年(~2024年)続ければ約260万人集客することになります。そうなれば新しいビアカルチャーが育ってくると思います。私はこれまでのように単品大量生産し、マス広告で大量に販売する時代は終わったと思います。これからは多品種少量生産のクラフトビールの時代だと思います。キリンがリーダーシップを発揮し、SVBを通じ魅力的で驚きのあるビールを次々に提供し、新しいビール文化を創造することで、ビールの再成長につなげていきたい」(和田氏)
和田氏はキリンビールでマーケティング畑が長く、発泡酒「淡麗」、缶チューハイ「氷結」などの大型ヒット商品を世に送り出してきた同社のマーケティングのエースである。いずれSVB発の大型ヒット商品を出す可能性も否定できないだろう。
(文=中村芳平/外食ジャーナリスト)
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