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もうひとつ、高齢社にとって重要なテーマは登録人材の新陳代謝である。改正高年齢者雇用安定法によって、2013年4月から65歳までの雇用が義務付けられ、その後70歳まで再雇用する企業も増え始めた。人材市場への供給が細ってゆくことも懸念されよう。緒形氏は「登録人材の年齢を引き下げることも考えられますが、いずれにしろ登録人材の確保が高齢社の基盤であることに変わりはありません」と言っている。
高齢世代への仕事の提供は、大きくは社会の活力を引き出す。
「健康だから働くのではなく、働くから健康なのです。高齢になっても働いている人は見た目も若々しい。仕事を通じて社会での役割を持つことは大切だと思います」
そう語る緒形氏は67歳というが、精悍でキビキビとした雰囲気に満ちて、やはり若々しい。
(文=小野貴史/経済ジャーナリスト)
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