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こうしたなか、10月中旬に警視庁などにより家宅捜索が行われたストリーム株をめぐる相場操縦事件も気になるところだ。リミックスポイントは10年にストリームから出資を受け、役員も派遣されるなど、14年6月頃まで深い関係にあった。その背後には例の新興仕手グループがいた可能性が高い。國重氏は「家宅捜索を受けているわけでもなく事件とは関係ない」と断言するものの、風評面での影響がこの先ないとはいえない。
現在、國重氏率いるリミックスポイントは電力小売りやビットコイン取引、宿泊施設運営など新規事業に活路を見いだそうとしている。それらに精通した人材のヘッドハンティングにも積極的だ。が、新規事業を物色するあまり、冒頭のような怪しげな話に危うく引っ掛かりそうになったのも事実。脇が甘かった点は否めない。果たして、國重氏はいわく付きの企業を再生に見事導くことができるのか、その経営手腕に注目したい。
(文=高橋篤史/ジャーナリスト)
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