チキンは皮の塩気が強く、スパイスやハーブの香りがますます食欲をそそる。同店ではチキンを使ったお弁当メニューも豊富なので、ライスとの相性も考えられているのかもしれない。イタリア産の塩を使うなどこだわっているようで、ほんのり味が染み込んだ肉もしっとりして、食べ応えがあった。
第3位 QUEEN OF CHICKENS ヨドバシAKIBA店「ロティサリーチキン」(税込2,678円)
秋葉原のヨドバシカメラ8Fのレストランフロアに出店している店舗で、今回筆者が“2,000円前後”と限定して購入した中、税込でもっとも高額になったのがこちらのチキン。ただしその分、1羽の重さも約900gと最重量を記録し、4人なら1人約225gずつ食べることができる。
また、こちらもテイクアウト用の容器でそのまま電子レンジに入れられるほか、「ロティサリーチキンの温め方」の説明書が添えられていて、家庭の電子レンジのワット数に応じて何分温めればいいのかわかるようになっていた。
一番値が張っただけに、実際かなり美味しかった。14種類のスパイスに浸け込んだという“秘伝の味”は、確かにほかとは違う旨味が感じられ、柔らかい肉からジュワッと染み出す汁も、逃さず飲み干したくなるほどだった。
第2位 ポヨ「ローストチキン」(※1,600円~)
脚本家・宮藤官九郎がテレビでオススメしていたこともある、吉祥寺駅前すぐの「ポヨ」。肉にはいくつか種類があり、今回は2,000円前後のものを比較したかったので、1,600円~に設定されているローストチキンをチョイス。ところが、筆者が会計で支払ったのは税込1,577円だったので、購入したチキンの重さによって値段は前後するようだ。
ちなみに、自宅で計量したところ1羽約710gで、なんと第4位の「Roties Tokyo」で購入したチキンと同じ重さ。安くてこの量ということに、ものすごいおトク感を感じた。また、こちらでも「温め方」の説明書をもらえる上、さらに「お醤油やマスタードをつけて食べても美味しい」といったプチ情報の記載もあり、味に変化をつけて楽しむこともできる。
そして、同チキンの特徴は、なんといってもジューシーさだろう。今回紹介したなかで、見た目からしてダントツにジューシーなこちらの肉は、ナイフを入れると肉汁が溢れ出す。ローズマリーの香りが鼻をくすぐりつつも、味に関してはまったくクセがない。柔らかな皮、ぷりぷりの肉、優しい味付けのバランスが最高だった。