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ユニバーサルエンターテインメント元会長・岡田和生氏
パチンコ・パチスロ機メーカー大手で、フィリピン・マニラでカジノ運営も手がけるユニバーサルエンターテインメント。その創業者であり、6月に会長を解任された岡田和生氏が、窮地に立たされている。
岡田氏は9月に都内で記者会見し、「ユニバーサルに復帰する」と威勢良く宣言したものの、その手続きは瑕疵だらけで、復帰できる可能性は極めて低い。それどころか、特別調査委員会が調査した「岡田元会長による会社資金の不正流用疑惑」については、「クロ」判定が出ている。各国の警察組織などが捜査に乗り出しており、逮捕リスク、損害賠償請求リスクが高まっている。パチスロ業界の風雲児として知られた岡田元会長は今後、どうなるのかを追った。
「私は、ユニバーサルの経営に復帰する。すでに、ユニバーサルの全取締役と監査役の解任を求めて、臨時株主総会の招集を求める書簡も送っている」
9月14日、岡田元会長は都内で記者会見し、自信を持ってこう宣言した。当日は多数のマスコミが出席したが、この件についてほとんど報道されることはなかった。なぜだろうか。
岡田元会長は、マスコミ嫌いで有名だ。過去にはフィリピンでのカジノ認可取得のための賄賂疑惑について報じたロイター、朝日新聞に対して訴訟をほのめかすなど、自分の言うことを聞かないマスコミを遠ざけてきた。それが今度は手のひらを返して、自分のユニバーサル復帰に向けて「応援砲」を撃ってほしいと頼んでも、多くのマスコミが静観するのは仕方ないところだろう。
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