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フェイスブックが犯した致命的な戦略ミス
フライホイールには、資金面のメリットをもたらすという側面がある。会社の価値はカテゴリーに根ざしており、そのカテゴリーの潜在力が価値を決める重要な要素となる。ただ、カテゴリー拡大を遂行するには資金が必要であり、そのためにはフライホイールが勢いよく回ることが重要だ。
資金を手に入れたのであれば、他社を買収するなどして競合相手との差を広げていくことができるだろう。そもそも、カテゴリーキングは価格を決定する力があるため、競合に対する支配力はより圧倒的なものになる。
そして、一度弾みがついたら止まらないのがフライホイールの強みだ。そのため、会社の運営で大きなミスが発生したとしても、そう簡単にマイナスに傾くことはなくなるという。
実際、フェイスブックも2007年の「ビーコン導入」という戦略ミスを、フライホイールのおかげで乗り越えることができた。フェイスブックは一時期、ビーコン機能によってユーザーの行動を友人に通知するサービスを提供したが、プライバシーの観点などから反発が起き、ザッカーバーグ氏が謝罪する事態に追い込まれている。しかしながら、その後もフェイスブックの勢いが続いていることは周知の通りだ。
つまり、カテゴリーキングがキングとして君臨し続ける力を担保するのがフライホイールといえるのだ。
最終回となる次回は、少し視点を変えて、個人としてカテゴリーキングの考え方を応用する方法についてお伝えしたい。実は、これまで説明してきたことは、あなたの生存戦略においてもきわめて重要な意味をもたらすのだ。
(文=編集部)
※本記事はPR記事です。
『カテゴリーキング Airbnb、Google、Uberは、なぜ世界のトップに立てたのか』 Facebook、Google、Salesfroce.com、Uber、VMware、Netflix、IKEA、Birds Eye、5-hour ENERGYやPixarが共通してやってきたことは? 彼らはみな、製品やサービスの新たなカテゴリーを創造し、発展させ、そして支配し続けてきたのだ。
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