「過度な食べ残しに関しては追加料金をいただく場合もございますし、店舗内での動画撮影につきましても、ほかのお客様が映り込まないようなご配慮をお願いするなど、注意喚起をさせていただいております」(同)
そう語る松本氏は、キャンペーンの利用者たちが実際に「YouTube」に投稿した動画を逐一チェックしているという。
「2月23日時点で『YouTube』には130本以上の関連動画が投稿されており、反響はかなり大きいと感じております。なかには『地元に安安がない』ということで、静岡から神奈川の店舗にわざわざ来ていただいた方もいらっしゃいました。往復240kmの道のりをクルマで走ってきたそうで、『そんなに遠くから足を運んでいただけているんだな』と感慨深かったですね。
今回のキャンペーンの対象となっているDXコースはグランドメニュー内のフードがすべて食べ放題ですから、YouTuberの方々にはおいしいお肉をいろいろと召し上がっていただき、動画内で感想を紹介していただければ幸いです」(同)
「チャンネル登録100人以上」の深い意味
今回のキャンペーンは「チャンネル登録者数100人以上」という条件を満たす必要があるが、この「100人」という数字はどのような基準で設定したのだろうか。
「『水溜りボンド』さんという2人組YouTuberの事例を参考にしています。水溜りボンドさんはチャンネル登録者数250万人以上(※2月下旬時点)で、YouTuberとしてはかなり有名だと思うのですが、動画の投稿を始めてからチャンネル登録者数100人に届くまでは、だいたい1カ月かかったようです。
今回のキャンペーンは2月14日にスタートし、3月30日まで継続します。つまり、『チャンネル登録者数100人』という“YouTuberの証明”は、『YouTuberになりたての方でも、がんばれば期間内に達成できるだろう』という理由で、基準の数値として設けさせていただきました。
余談ですが、当の水溜りボンドさんたちも安安に来店した動画を『YouTube』にアップロードしてくださっており、非常に驚き感動したものです」(同)
ちなみに「YouTube」では、動画の投稿者が収益を得るための「パートナープログラム」の資格要件を「チャンネル登録者数が1000人」かつ「チャンネルの過去12カ月間の総再生時間が4000時間」と定めている。こちらに比べれば、安安のYouTuber認定基準はかなりハードルが低いといえるだろう。
“YouTube映え”するメニューはサラダ?
最後に、安安で動画を撮影するにあたって、“インスタ映え”ならぬ“YouTube映え”するようなイチオシメニューはないか聞いてみた。