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オリンピック後、ホテルは閑古鳥が鳴く
17年の訪日外国人客は前年比19.3%増の2869万人。政府は、20年までに4000万人へ増やす目標を掲げている。そこで以前から懸念されているのが、ホテルの不足だ。特に外国人を含め1000万人もの観光客が押し寄せるといわれる東京オリンピックの期間中のホテル不足は解消されていないというのが定説だ。
ところが、みずほ総合研究所が1月26日に公開した「インバウンドの新たな注目点とホテル不足の試算アップデート」では、新規開業の増加や今年6月の民泊解禁、クルーズ船利用者の増加などで、20年には東京では客室数は不足しないという結果となった。
逆に、都市部を中心にホテルの建設ラッシュの様相を呈しており、供給過多を指摘する声が出ている。オリンピック期間の一時的な需要に合わせてホテルをつくっても、終わった後に閑古鳥が鳴くのは、過去のオリンピックのホテル事情を見れば明らかだ。乱立したホテルの淘汰は待ったなしで始まる。
新しいタイプのホテルが銀座に続々と誕生するが、どこが生き残れるのだろうか。
(文=編集部)
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