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鮨よし田の店主が激高、女性客の同伴者が店内で写真250枚を撮影していた

文=Business Journal編集部、協力=江間正和/東京未来倶楽部(株)代表
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「Getty Images」より

 東京・港区にある高級寿司店「南麻布 鮨よし田」を利用した女性客が、店主に殴られそうになったとX(旧Twitter)上に投稿し炎上状態となったが、その女性客に同伴していた男性客が店内で250枚ほど写真を撮影していたことが明るみに出て、客側への批判の声が強まった。

 事の発端は1月19日、ある女性客が「鮨よし田」で店主に殴られかけたとXに投稿。合わせて怒りをあらわにしている店主の写真を添付。その投稿はわずか数日間で2億回を超える表示回を数える炎上状態となった。

 この投稿を受けて、同店を訪れた人たちからは店主の温厚な人柄を挙げ、客側の言動を疑問視する声や、どんな理由があるにせよ、客に殴りかかろうとする店主の姿勢を非難する声など、さまざまな見解が飛び交った。

 そんななか、YouTubeチャンネル「コレコレチャンネル」の生配信に、件の女性が出演。冒頭で女性は「正直ここまでの騒ぎになると思ってなくて、すごく反省しています」と、投稿により騒動を引き起こしたことを謝罪したうえで、トラブルの経緯について説明した。

 女性によると、店主が別の客から受けたワインを自身の目の前に置いたため、二日酔いを理由にどけてほしいと依頼したが、店主が拒否し、口論になったという。

 その口論が過熱していく様子を、同伴した男性が撮影しており、その写真の枚数は250枚に上ったと明かした。動画は撮っていなかったとしつつも、膨大な数の写真を撮っていたことで、この客側の態度を疑問視する声が強まったのだ。

 トラブルがどのように鎮静化するかは本人たちに任せる以外にないが、一般的に飲食店内で、このように大量の写真を撮影すること自体の是非を、自身でも飲食店経営を手掛ける飲食プロデューサーで東京未来倶楽部(株)代表の江間正和氏は、次のように説明する。

「飲食店内での撮影などに関し、統一的なルールはありませんが、お客さんとして意識すべきことは『お店や周りのお客さんに迷惑をかけない、いやがることをしない』です。通常の社会生活を送るにおいても当たり前といえば当たり前なのですが、それがなかなかできない方がいて、ネット内で炎上したり、世の中のニュースにもなったりします。

 店内の撮影に対して、お店のスタンスは様々です。『どうぞどうぞ!』とポーズを取ってくれる職人さんがいたり、SNS用のパフォーマンスを用意してくれる積極的なお店がある一方で、撮影禁止をお願いする飲食店もあります。

『画像や動画の撮影がSNSで拡散されるなら、お店の宣伝にもなるのでいいのではないか』『自分がお金を出した料理を撮影するのは自由ではないか』と思う方もいるでしょうが、会員制・紹介制のお店や、連日満席で宣伝をあまりしたくないお店もあります。気持ちの問題で、『なんかイヤだ』と思っているお店もあります。撮影を優先することによって料理の一番おいしいタイミングを逃してしまうから、という理由のときもあります。

 いろいろな理由がありますが、撮影を嫌がるお店の一番の理由は、他のお客さんに迷惑をかけたくないということだと思います。

 飲食店にはいろいろなお客さんがいます。自分が映り込んでしまった動画や画像がSNSで広がることをプライバシーの問題から嫌がる方もいます。これらのお客さんたちを守るのも、お店にとって重要なことです。ですので『料理の撮影はOKですが、店内や他のお客様を写すのはNGです』という対応のお店が多いのではないでしょうか。

 お店としてのスタンスをHPや貼り紙、口頭で事前に知らせているところもありますが、よくわからない場合は『撮影は可能でしょうか?』と、お店の人に聞いてみてください。それによってお店のスタンスが明確になり、余計なトラブルにはならないでしょう。その際も他のお客さんを写さないことはマナーとして心がけたいものです、自分から写りたがる人を除いて、勝手に写されること、SNSにアップされることを喜ぶ人はそうそういないはずですので要注意です。

 お金を支払うお客さんでお店は成り立っているということは事実ですが、お店は店主が所有する空間で、そこにお邪魔し、そのお店のオリジナリティやルールを楽しむ空間でもあります。せっかくですので『郷に入っては郷に従え』でお店のルールを確認しながら画像含め、楽しい時間や思い出を作ってほしいものです。そういうお客さんにはお店側も自然と好意的な対応となり、より楽しい食事になると思います」

 今回のことに限らず、客が尊大な態度を取って店側とトラブルになる、といった話題には事欠かない。決して「客は神様」ではなく、あくまでも金銭の対価として「サービスしてもらう」という気持ちを忘れずにいたいものである。

(文=Business Journal編集部、協力=江間正和/東京未来倶楽部(株)代表)

江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部(株)代表

江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部(株)代表

東京未来倶楽部(株)代表
5年間大手信託銀行のファンドマネージャーとして勤務後、1998年独立。14年間、夜は直営店(新宿20坪30席)ダイニングバーの現場に出続けながら、昼間、プロデューサー・コンサル業。コンサル先の増加と好業績先の次の展開のため、2012年5月からプロデューサー・コンサル業に専念。
「数字(経営者側)と現場(スタッフ・オペレーション)の融合」「各種アイデア・提案」が得意。また、現場とのメニュー開発等、自称<「実践」料理研究家>。
・著書:『ランチは儲からない、飲み放題は儲かる』『とりあえず生!が儲かるワケ』『ド素人OLが飲食店を開業しちゃダメですか?』

Instagram:@masakazuema

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