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スイーツパラダイス、なぜ塩むすび・豚汁も食べ放題?甘い&塩っぱい無限ループ

文=Business Journal編集部
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スイーツパラダイス公式Xより

 スイーツパラダイスで塩むすびと豚汁の食べ放題が始まり、ファンの間からは歓喜の声があふれている。だが、デザートバイキングのチェーン店で、なぜ塩むすびと豚汁なのかとの疑問を持つ向きも少なくない。そこで、広報担当に直接、話を聞いてみた。

 デザートバイキングチェーンとして名を馳せる「スイーツパラダイス(スイパラ)」。常時30種以上のデザートを提供しているほか、パスタ・サラダ・スープなどの軽食も食べ放題となっている。

 そんなスイパラで、10月16日から「秋の大収穫祭」が開催されている。同店ではスイーツやカレー・パスタが食べ放題となる「スイパラコース(平日1490円・土日1690円」、ハーゲンダッツやサラダバーなども食べ放題となる「スペシャルコース(平日1690円、土日1890円)」、「生絞りモンブラン食べ放題付スペシャルコース(平日2190円、土日2390円)、そしてシャインマスカットが食べ放題となる「フルパラコース(平日3200円、土日3500円)」のコースがある(いずれも大人料金、税込み)。これらすべてのコースで、塩むすびと豚汁も食べ放題となっている。なお、制限時間はコースによって異なり、70~100分(HP等で要確認)。

 塩むすびと豚汁の食べ放題が行われると発表されたのは10月9日だが、16日にスイパラの公式Xで「塩むすびと豚汁の食べ放題が始まりました」との文言とともに塩むすびと豚汁の写真が投稿されると、「ネタだと思ったのに本当に始まった!」「塩むすびと豚汁の食べ放題出すのとか天才なの?????日本食歓喜すぎる」「すごい助かる 甘いもの食べてる時はしょっぱいものがほしくなるので」など、SNS上に歓迎する声があふれた。

 さらに、「この2枚の画像でワクワクしちゃう スイパラ行きたくなる 塩むすびと豚汁のために」「どっちも大好きで行きたすぎる」「これだけで無限に食ってられるやん」など、スイーツではなく、塩むすびと豚汁のためにスイパラを訪れたい、との声も少なくない。

塩むすびと豚汁の食べ放題の狙い

 この公式の投稿は瞬く間にX上で拡散され、25日時点で表示回数が1700万回を超えるほど注目されている。そこでBusiness Journal編集部は、スイパラを運営する井上商事・広報企画室に、塩むすびと豚汁の食べ放題を行うことになった経緯や狙いなどについて話を聞いた。

――塩むすびと豚汁食べ放題を行うことになった経緯を教えてください。

「スイーツやフードの食べ放題に加えて、旬のフルーツが食べ放題になる『フルパラコース』が人気です。そのコースでは、自社で立ち上げた『スイパラ農園組合(通称、スイパラ農園)』の契約農家より産地直送で仕入れたフルーツを提供しています。契約している山形県の農家さんの中に、フルーツだけでなく稲作も行っている方がおり、その方から山形県産『はえぬき』、さらに紹介を受けて、茨城県江戸崎地区産のかぼちゃ『くり将軍』を卸していただくことになりました。それらを美味しく召し上がっていただける商品として『塩むすびと豚汁』の提供を行うことになりました」(井上商事・広報企画室)

――塩むすびと豚汁食べ放題を行う狙いを教えてください。

「『甘いと塩っぱいの無限ループ』は、スイパラの醍醐味の一つです。その塩っぱいカテゴリーの期間限定メニューとして『塩むすびと豚汁』を提供します。甘いものだけを食べるより、途中に塩っぱいものを食べたほうが、結果的に甘いものをより多く食べることができます」(同)

――スイパラさんといえばカレーも人気ですが、スイーツだけでなく食事にも力を入れていく計画なのでしょうか。

「フードカテゴリーにも力を入れていく予定です。今年になって、パスタの提供方法を『茹でパスタ・セルフでソースをかける→フライパンで一種ずつ作成・提供』に変更も行っています。近年は10~20代の女性だけでなく、男性や家族連れ等幅広い層のお客様にご来店いただいています。幅広い層のお客様にご満足していただくには、スイーツだけでなくフードにも力を入れる必要があると認識しており、今後も積極的に魅力的な商品の提供を行いたいと考えています」

――利用客からの反応はいかがでしょうか。

「大変好評です。HPの閲覧ページもフードページが1位になっています。Xに『塩むすびと豚汁を食べた』と投稿していただく方も多数いらっしゃいます。『塩むすびと豚汁を食べる』が目的となって来店いただくお客様がとても多くなっています。

 また、『塩加減』等でご意見をいただくケースもあり、初めての実施のため改善できることはすぐに対応していきたいと思います」

――この施策によって、昼時の利用客が増えるといった効果はあったのでしょうか。

「ランチタイムには普段ご来店いただかないような40代以上のお客様の層が急増しました。奥様方のランチタイムにご利用いただいたり、サラリーマンの男性グループで来店され、塩むすびと豚汁だけを召し上がって退店されたケースもあります」

 スイーツ食べ放題の店と聞けば、確かに女性客が多そうなイメージだが、塩むすびと豚汁が食べられるとなると、男性客も来店するきっかけになるのだろう。ミスタードーナツも、1992年に「飲茶」メニューを始めたところ、昼時の利用客が増えたという。スイパラもフードカテゴリに力を入れていくとコメントしていることから、今後は「食事もできるスイーツチェーン店」というスタイルを確立していくのかもしれない。

(文=Business Journal編集部)

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