かわいい自国企業の世界進出のため、政府が暗躍!
日本ものみ込まれる!? 半導体世界トップを狙う中国のしたたかさ
ハイニックスは中国のDRAM工場でNANDの生産も検討している。NANDは今後、スマホやクラウドの普及で爆発的な需要増が期待される一方、米インテルも中国大連でパソコンの頭脳となるCPUの工場を10年秋より稼働中だ。
海外大手ITメーカー各社の中国進出は、技術流出などを通じて、したたかな中国企業を「アシスト」することにつながり、結果的に自分たちの首を絞めることにはならないのか?
半導体市場でも、中国の脅威が芽生えつつあることだけは確かなようだ。
(文=江田晃一/経済ジャーナリスト)