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藤原実「気になりませんか?」(1月19日)

本業にも支障…深刻な“面倒くさい”細かい雑務問題、格安&超簡単に解消する方法?

文=藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー(R)

 あなたは起業して、自分のビジネスを立ち上げ、自分の人生を自分でコントロールするようなライフスタイルを送りたいと考えているかもしれません。それは、現在の環境の不満からかもしれませんし、逆にずっと考えていた理想を叶えたいという願望からかもしれません。

 とにかく、自分でビジネスを動かして、それで収入を得ていくことを目指すという意味です。

 起業家、経営者であり、名刺に「代表取締役」や「CEO」などと書いてあると、カッコイイと思うかもしれません。しかし、実際には立ち上げた直後や一人社長の会社では、「代表取締役」でも「CEO」でもビジネスを進めるため、会社を動かしていくためには自分で封筒や切手を買ってきて、送り状をつくって封をした上でポストへ投函しなければなりません。また、お客様にお茶を出すのも自分の仕事です。そして、ファイルやクリップなどの備品発注なども一人で行うのです。

 あなたの本業が何になるかはわかりませんが、このようなこまごまとした業務とは別に、本業をしっかりこなさなければ対価を受け取ることはできません。

 なにはともあれ、小さな会社では「あなたの業務はあれ」「私の業務はこれ」などと明確に分業できませんし、事業の立ち上げ当初はすべて一人でやらなければ物事が先に進みません。

●「面倒くさい」請求書の発行&発送

 そんな中、とても重要なのに量が増えてくると「面倒くさい」と感じてしまう業務に、「請求書の発行&発送」業務があります。この業務は、初めのうちは「いい仕事をしたな」「今月は、こんなにがんばった」といった楽しみや充実感を感じる時間となるかもしれません。しかし、少し慣れてきて、かつ仕事の量が増えてくると、その管理や封入する業務は単調な繰り返しになってしまいます。ここで、大抵「面倒くさい」と感じてしまうわけです。とはいえ請求書を出さなければ入金されませんし、その仕事は完了しません。

 ここに至って、経営者であるあなたは「こういう業務は、自分がやるべきではないだろう」「そろそろ雑務や総務のためのスタッフを雇おうか」などと考えるでしょう。

 しかし、人を雇えば、給与を支払わなければいけません。どれだけ業務をお願いするかにもよりますが、社会保険料などのコストも、雇用主や会社が負担する必要があります。さらには、所得税の源泉の義務などもありますので、事務量は増えます。

藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人日本生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー<R>

藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人日本生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー<R>

税理士。内閣府所管公益財団法人生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー。藤原実税理士事務所所長。1975年生。慶應義塾大学経済学部卒
moresutartups.net 藤原実税理士事務所

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