消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
すでに、グーグルは買収した米モトローラ・モビリティを中国レノボに売却した。この背景には、グーグルにとってはOSというソフト、レノボにとっては端末というハード、それぞれの分野への選択が今後の競争環境に適しているとの判断があるのだろう。
アップル、グーグル等の戦略は、自社の強みを生かし強化することに向かっている。一方、サムスンには強みを生かす戦略が見いだせない。それが不振の原因だ。重要なことは、半導体関連事業などの得意分野を強化することであり、リスクをとって競争の激しい分野に進出することではないはずだ。
この点を踏まえると、わが国の企業が競争に生き残るためには、すり合わせ技術などの得意分野を伸ばし、消費者よりも対企業向けの事業を強化していくことが重要だろう。
(文=真壁昭夫/信州大学経済学部教授)
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