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『桃色の半生!~仲井優希がぱいぱいでか美になるまで~』発売記念インタビュー【後編】

玉袋筋太郎さん、DAIGOさんみたいになりたい…ぱいぱいでか美が語る芸能界の生存戦略

取材・構成=岡島紳士
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玉袋筋太郎さん、DAIGOさんみたいになりたい…ぱいぱいでか美が語る芸能界の生存戦略の画像3写真=岩澤高雄(The VOICE MANAGEMENT)

いちばん本音を言っていい場所が、音楽

 歌手を目指して上京したという彼女だが、2014年以降は『有吉反省会』にも出演し知名度も上がり、番組の企画で真剣に相撲を取ったりと、バラエティー的な仕事も多い。「考え込みやすい」という彼女にとって、そうした仕事はすんなりと受け入れられたのだろうか?

「自分のなかの“正義”というものはすごい強いんですけど、逆にそこから外れなければ何をしてもいい、っていうふうに思っていて。グラビアもするし文章も書くし音楽活動もするし。それに、もともとテレビやバラエティーが大好きで、おもしろいと思う範囲が人より広いんだと思います。歌手になりたいっていうのも、いちばん最初にハマったのがポケットビスケッツさんや宇多田ヒカルさん、モーニング娘。さんで、『ASAYAN』(テレビ東京系)、『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出たいっていうところから始まってるので。だから、周りのミュージシャンで『テレビに出たくないんだよね』っていう話とか聞くと、ビックリします。当て振りをさせられるのが嫌だとか。私は全然そういう気持ちがわからないんです。はなっからテレビに出たい人なので(笑)」

 では彼女のなかで音楽活動は、どういう位置づけなのだろうか。

「作詞作曲をだいたい自分でやっているんですけど、いちばん本音っぽいことを言っていい場所が、曲なんですよ。だから『曲が好きです、歌詞が好きです』って言ってくれると、ちゃんと自分の根っこの部分を好きになってくれてるんだなっていう安心感を得られます。何を褒められてもうれしいんですけど、曲を褒められるのが、今はいちばんうれしいですね。ある意味、恥ずかしいんだけど、Twitterにも書けないようなことを書ける場所なので、音楽は。だから音楽活動はずっとやっていきたいなって思っています。あと、ライブはファンの人にも会えますからね」

 今年4月には、「ぱいぱいでか美withメガエレファンツ」名義でアルバム『大恋愛体質』をリリースした。

「全曲ラブソングで、7曲入り。私、『恋愛体質』っていう言葉がすごいバカだなって思ってて。恋愛以外にもほかにやることあるだろうって思うじゃないですか。でも、『大』をつけるだけで、真面目に恋愛をやってきたなって感じが出るかなって。すべての恋愛を大恋愛だと思ってるんだったら、めちゃめちゃ真面目な性格っていうか、でもすごいバカっぽいというか。そういう言葉の響きが気に入って、このタイトルにしました。要するに自分のことです」

玉袋筋太郎さん、DAIGOさんみたいになりたい…ぱいぱいでか美が語る芸能界の生存戦略の画像42019年4月に発売された、ぱいぱいでか美withメガエレファンツ名義のアルバム『大恋愛体質』(パーフェクトミュージック)

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