プロ格闘家でYouTuberの朝倉未来が、元プロボクシングWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演。現在の年商が30億円で「ほぼほぼ利益」と明かしたことが話題になっている。
21日に投稿された動画では、両者のスパーリング後に内山氏が朝倉にインタビュー。内山氏が「いつからお金持ちなんですか?」と質問すると、朝倉は「YouTubeを始めた日からですね。初月から月収400万円だったので、そこから落ちたことないです」と返した。
朝倉は「喧嘩自慢」とのスパーリング企画を思いついたことで2019年にYouTubeを開始し、狙いどおりにバズったことで「お金持ち」になったようだ。
企画は厳選しているようで「伸びないのはまったく伸びなくて、100万再生いかないのも出ちゃうんで。伸びるやつを続けて、絶対に100万再生をとりたいと思ってやっている」と話し、再生数の合格点が「100万回再生」という高いハードルを自らに課していることを明かした。
さらに、内山氏が「今、年収どのくらいですか?」と直球で質問すると、朝倉は「多分、30億円くらいはいってると思います」と隠すことなく返答。表に出していないものの「15個くらい会社をやっている」といい、30億円は「年商」とのことだが、朝倉によると「僕の仕事って利益率エグいんで。ほぼほぼ利益」だという。
「ほぼ利益」のYouTuberの節税事情
実際、YouTuberは一般的な商売と違って利益率が段違いで高い。極論すれば、スマホひとつ、身体ひとつでYouTuberになることは可能で、高級な撮影機材などをそろえたとしてもトップYouTuberなら利益率にほとんど影響しないレベルだろう。
利益率が高いゆえに課税額が大きくなり、節税問題が浮上する。一部のトップYouTuberは超高級タワマンに住み、たびたび高価な時計や車などを購入する動画をアップしているが、そうした派手なお金の使い方は節税を兼ねている場合があるのだ。
自宅で作業する個人事業主であれば家賃の一部は経費に計上することが可能で、動画の再生数を上げる企画のために使ったという客観的な証拠があれば、高級品の購入費も一部もしくは全額を経費にすることができる場合がある。
また、人気YouTuberのヒカキンは今月初旬に家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」100台(約330万円相当)を抽選で視聴者にプレゼントすると発表。これに限らず、トップYouTuberはたびたび豪勢なプレゼント企画を実施するが、こうした不特定多数へのアピールになる企画の費用は広告宣伝費として経費計上できる可能性が高い。
逆に言えば、それくらい無理に経費を生み出さないといけないほど「収入のほとんどが利益」ということなのだろう。朝倉が「ほぼほぼ利益」と語ったのは、偽らざる本音だったといえそうだ。
今年の朝倉は、スペシャルアドバイザーを務める格闘技大会「BreakingDown」関連の動画でバズりを連発。9月のフロイド・メイウェザー戦のファイトマネーや、それに付随するネームバリューの上昇などもあって年商30億円を超えてくる可能性もありそうで、なんとも羨ましい限りだ。