離婚に発展のケースも…家庭内の不和、原因は「片付けられずゴチャゴチャ」のせい?
片付けられずに困っている方も、片付けなんてどうでもいいと思っている方も、ちょっと考えてみてください。「片付けられないことで失うもの」について。
多くのお客様のお宅で作業をしていますが、みなさん、やはり「もったいないから捨てられない」とおっしゃいます。でも、その「もったいない」の前に、一度考えてみていただきたいのが、片付けられないことで失うものです。片付けられないことでどれだけ損をしているのかを、考えてみましょう。
1.スペースで損する
もっともわかりやすいのはスペースですね。お客様のお宅でもよくあるのが部屋がゴミ箱状態になっている、押入れがゴミ箱になっている、もしくは、押入れに入っているのは空気、でもその手前にものの山があって押入れにたどり着かないなんてケースもあります。リビングがものだらけで、ダイニングの机にものがあふれ、その隙間でご飯を食べているお家もあります。
こうなると常に片付けに追われている気持ちで、くつろぎや癒しなんて家になくなり、家に居たくないから出かけるという悪循環も生まれるわけです。
2.お金で損する
よくあるのが二度買い。どこにあるかわからなくなったから、同じものを買った。在庫が把握できておらず、買ってきたら同じものがあった。いつの間にか賞味期限が切れていた。空気の循環がなく、カビていたので買い換える、なんてことも少なくありません。片付けなきゃと気持ちばかりが焦り、タンスを買ったり収納用品を買ったりなんてことも。
これらのお金、合算すると家族みんなでハワイに行けた……、なんて結果になることもザラです。
3.時間を失う
この片付けのために失っている時間がどれくらいになるかを考えてみましょう。「あれがない!」と探す時間や、「あれ忘れた!」と家まで帰る時間さえも、片付けなければとお出かけが楽しめないなんて話はよく聞きます。
それに、その使ってもいないもの、着てもいない服の山、はいてもいない靴の山は、実はメンテナンスや管理する時間を奪っていくのです。そんな時間があればゆっくり友だちとランチしたり、家族で小旅行にでも行けます! 何より大切な資源である時間を失い、やりたいことがやれないって、一番もったいないと思いませんか?
4.心身の健康を損なう
脅すつもりはないのですが、片付けられない方で病気になったり、心を壊す人がいらっしゃいます。部屋に入ると空気が淀んでいて、風通しが悪いこと、ものが風を封鎖していたり、カーテンも窓も開けていないことも多いです。