24時間営業のコンビニエンスストアは、忙しいビジネスパーソンにとって足を運ぶ機会が多い場所だろう。出勤前にはコーヒーを、昼食時にはおにぎりやサンドイッチを買い、小腹が空けばレジ前のホットスナックを注文するなど、食品を買うことが多いが、コンビニは生活雑貨などの日用品も売っている。
しかし、定価販売が基本のコンビニはドラッグストアなどに比べて価格が高いというイメージがあり、よほど緊急のとき以外は買ったことがないという人も多いのではないだろうか。
コンビニ各社はプライベートブランド(PB)の充実に力を入れているが、ここ最近は、食品だけでなく日用品でも安くて質の良いアイテムが増えている。特に、業界最大手のセブン-イレブンが展開している「セブンプレミアム」は、セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドー、そごう・西武などでも展開しており、価格と質のバランスが良いことで知られる。
そこで今回は、ものによってはドラッグストアや100円ショップで買うよりもオトクなセブンプレミアムの商品を紹介しよう(価格は税込み、店舗によって販売していない場合あり)。
衣類の液体洗剤/300円
本体1kgという大容量で300円という安さ、さらに驚異の洗浄力を誇るのが「衣類の液体洗剤」だ。高い洗浄力は「マルチ酵素」によるもので、皮脂汚れ、化粧品・調味料汚れ、食物汚れ、油脂、黒ずみなど、汚れの種類を選ばずに洗い上げてくれる。
洗濯洗剤や柔軟剤には商品名がデカデカと印刷された派手なパッケージが多いが、この商品はアートディレクターの佐藤可士和氏が携わったという、白を基調としたシンプルなパッケージを採用。また、液体洗剤のほかに「濃縮液体洗剤」「粉洗剤」もあるため、洗濯機の仕様や好みによって選ぶこともできる。
ボディソープ/318円
セブンプレミアムには洗面小物もラインナップされているので、買うのを忘れがちなバスアイテムも揃えることができる。この商品は防腐剤・着色料・酸化防止剤を含まない無添加のため、赤ちゃんや子どもにも安心して使うことができる点がうれしい。500mlと多めの容量や軽い力で押せるポンプも、家族で使用するのに向いている。
肝心の使用感はというと、10種類のボタニカル天然保湿成分のおかげでしっかり潤う一方で、ベタベタするような不快感はゼロ。すっきりとした洗い上がりだ。泡立ちや泡切れも文句なしで香りも強すぎないため、ぜひ一度手に取ってみてほしい。
極ふわ ホテル仕様のバスタオル/1002円
仕事を終えて帰宅し、入浴の準備をしているときに、バスタオルを洗濯し忘れていたことに気付く……という思いをしたことはないだろうか。これが日中であれば新しいものを買いに行くこともできるが、深夜ではそうもいかない。一昔前のコンビニにはハンドタオルやフェイスタオルくらいしか置いていなかったが、セブンにはバスタオルも並んでいる。
「コンビニのタオルなんて“高かろう、悪かろう”では」と思いがちだが、肌触りはふわふわとして気持ち良い。タオル自体に乾きやすい加工がされており、長く使える逸品だ。カラーも、ネイビー、ホワイト、ベージュの3色から選べる。
フリーザーバッグ/192円
日常生活のなかで、あると何かと便利なのがファスナー付きのフリーザーバッグだ。食材を入れての密封保管だけでなく、実は多用途に使えるアイテムで、散らかりがちなデスクの整理にも大活躍してくれる。
この商品の特徴は、しっかり閉まるフルジッパーと底にマチがついていること。漏れ防止機能に優れ、たっぷり入るとなれば、タレを入れて食材を漬け込んだり、つくりすぎた汁物を入れたりすることも可能だ。中身や日付を書き込めるメモスペースも付いており、実用性もバッチリ。サイズは、S(15枚入り)、M(10枚入り)、L(8枚入り)の3種類となっている。
ネピアトイレロール ダブル/321円
生活必需品の代表格であるトイレットペーパーだが、それだけにストックを切らしてしまうと困るものだ。この商品は、パッケージに大きく印字されているようにネピアと共同で開発されているため、消臭性能や使い心地も申し分ない。12ロール入りで、価格は一般的なドラッグストアの通常価格とほぼ同じ。そのため、ストックせずとも「なくなったらセブンで買う」と決めておけば、よけいな心配をしなくても済むようになる。
これまで、コンビニで日用品を買うというシーンでは「買うこと自体を忘れていて、お店が閉まってしまった」「仕事終わりに買おうとしたら、ドラッグストアやスーパーが閉まっていてしょうがなく」……と後ろ向きな理由が多かっただろう。しかし、セブンプレミアムの商品はほかのお店が開いていても手に取りたくなる高品質なものばかりで、コンビニの便利さを改めて体感できる。
(文=清談社)