「出会いがない」――。
そんな声をよく聞く。学生時代はクラスやサークルのイベントなどで異性と親交を深める機会がいくらでもあったのに、社会人になると、会社と自宅を往復する日々。たまに誘われる合コンくらいでしか、恋のチャンスがないという人も多いだろう。
そんな人々の悩みを解消すべく、数年前に“相席居酒屋”がちょっとしたブームになったのは記憶に新しい。たとえば、店に集まった男性2人1組・女性2人1組がランダムに席に付き、即席で2対2のプチ合コンが始められるというようなサービスが特徴だ。当日飛び込みでも入店できるという利便性の高さが受けた。
問題はコスパだ。女性は時間無制限で食べ飲み放題無料なのに対し、男性は30分で1500円程度が主流。当然、長居すると高く付いてしまう。さらに、“タダ飯&タダ酒目的”の女子もいるため、話が弾まなかったり、連絡先を交換してもまったく無反応だったりもする。費用対効果を考えると、二の足を踏んでしまうという人もいた。
そこでおススメしたいのが、銀座と新橋にある「銀座300BAR(スリー・ハンドレッド・バー)」だ。銀座店のほうは、1992年から営業しているというかなりの老舗。東京の一等地としては例外的価格設定のスタンディングバーであり、同時にナンパのメッカとしても知られている。ここでは、そんな300BARのメリットを、現地での簡単なナンパの仕方と共に紹介していきたい。
メニューのほとんどが300円
店内に入るとまず、3枚綴りのチケットを買うことになる。300円×3枚(税別)なので料金を1000円以内に収めることも可能。このチケット1枚で店内にある大体のドリンクやフードを買える。また、チケットに有効期限はないため、いつ来店しても使えるというのもうれしい。
さて、予約なしでいつでも入れて、おまけに格安な300BARだが、問題はここから。男性比率が非常に高いのである。良くて7:3、ひどいときで9:1は男だ。この高い競争率を乗り越えて女性に声を掛けるのは至難の業のように思われるが、それもやり方次第でどうにでもなる。具体的な方法を以下に記載するので、「ナンパが苦手」という人は参考にされたい。
(1)狙い目は20:30~22:30
なぜなら、この時間がコアタイムだからだ。平日であっても、20:30~22:30は立錐の余地もなく人で埋め尽くされている場合が多い。人の入れ替わりも活発なため、タイプの子と出会える可能性も大いにある。