風邪が流行っています。今回はその予防について盛り上がっています。特にマスクとうがい、手洗いの話です。
“極論君”は、「マスクを常時しっかりして、うがいは頻回にして、そして手も頻回に洗う」という極論主義です。“非常識君”は「マスクもうがいも、手洗いもしない」という正反対の極論主義です。
非常識君が「マスクを使用しても、マスクのすき間から息をしている人がたくさんいます。それでは意味がないとは思いませんか?」と尋ねます。そこで極論君は「確かにマスクを鼻と口の上に置いて、呼吸する空気がマスクの脇から入るような装着方法では意味はないでしょう。ですからしっかりと漏れがないように装着していますよ」と答えました。
非常識君がさらに次のように続けます。
「N95という規格のマスクは0.1~0.3μmの微粒子を95%以上除去できるといわれています。風邪は基本的にウイルス疾患で、ウイルスの大きさは 0.02~0.3μmです。これを使用すればウイルスの吸引防止にはある程度の効果があるかもしれません。しかし、このマスクをしている人を街で見かけることはまずありませんし、空気漏れがないようにこのマスクを常時装着することは相当な息苦しさを感じることになります」
極論君は、「確かにウイルス自体の大きさが小さいことは認めますが、くしゃみで吐き出される粒子は通常のマスクでもカットできると思います。そして口や鼻の保湿にはマスクは効果的と思っています。そんな観点からマスクをしたほうが、しないよりも有意義と思っています」と答えました。
すると非常識君は、「風邪を引いてくしゃみをしている人は、当然マスクをすべきだと思いますよ。または海外のようにくしゃみエチケットが徹底していて、くしゃみのときはハンカチで口を必ず覆えば人に迷惑はかけませんね。海外から知人が冬に来日するたびに、多くの人がマスクを着用している風景に驚いています」と付け加えました。
うがい
次にうがいです。非常識君が「うがいはどの程度行うのですか?」と質問します。極論君は「外出から帰ればうがいを励行します。外出先のトイレでもうがいをします」という答えです。そして非常識君はこうコメントします。