コロナによってテレワークが推奨されているが、やはりまだまだスーツでの出勤や外回りが多いのも事実。特に年々、酷暑になる夏はサラリーマンにとって1年で最もつらい季節である。また、近年はゲリラ豪雨なども増え、暑い上に濡れるという、スーツ姿にとっては過酷な日々が続いている。
そこで今回は、大手スーツ量販店に並ぶ機能性グッズを3つ紹介する。主に耐水性や通気性に優れたものをピックアップした。
今回紹介するのは、スーツ業界シェア4位のコナカ。洋服の青山、AOKIと並びスーツ量販店御三家と言われるが、他の2社よりも細身のスーツが多いなど、若者向けという印象がある。同社が展開する若者向けのブランド「SUIT SELECT」の知名度も高い。
そんなコナカで見つけた、おすすめ機能性アイテム3選を紹介していく(価格はウェブ税別価格)。
ICEMOVE Tシャツ アンダー/1000円
ユニクロによる速乾機能肌着「エアリズム」の発売を皮切りに、各メーカーが機能性肌着の開発に注力している。コナカから発売されているのが、この「ICEMOVE(アイスムーブ)」だ。
アイスムーブは、東レの新規涼感素材「COOL PORTER」を活用したコナカのオリジナル高機能肌着。人体などから発生する水分に反応し、生地に隣接する周囲の熱を吸収する新機能を兼ね備えた肌着だ。
また、優れた吸汗速乾性はもちろん、メッシュ構造による優れた通気性やムレの軽減、消臭機能、さらにシームレス仕様による着心地の良さや着用時の美しさの追求など、細部にわたってこだわりを追求した「機能性」と「デザイン性」に富んだ商品だ。
ニオイの気になる部分へのデオドランドテープの使用、脇への汗取りパッドの装着、後ろ丈を長めにすることによって前かがみでもスラックスから出にくいなど、低価格ながら、男性向け肌着でここまで細やかな工夫がされているモノはなかなかない。
COOL MOVE 洗える立体マスク/1000円
コナカは7月から、国内ワイシャツ工場で生産した接触冷感性と吸水速乾性があるワイシャツ素材を使用した夏用のマスク「COOL MOVE 洗える立体マスク」の販売を開始している。
最新の機能性を備えたワイシャツ用の生地でできているため、洗濯後もノーアイロンで繰り返し着用可能だ。さらに、表には同社で一番人気の高いニット生地を使ってファッション性を高め、内側には接触冷感性と吸水速乾性の高い「COOL MOVEシャツ生地」を使うことで、暑い季節にも快適に着用できるマスクとなっている。
特に冷感性にはこだわっており、人工気象室で室温30℃、湿度80%の環境データにおいて、マスクをしたときと10分後に外した直後の表面温度は、不織布マスクと比べて約4℃程度低かったという。また、マスク内の湿度を1時間測定したところ、不織布マスクより常に3%程度湿度が低く、最大5.5%の違いがあった。
洗えるマスクや冷感マスクは数あれど、歴史あるスーツ店からの高品質なマスクは貴重。まだまだ暑さが続く時期に必須なマスクは、何枚あっても困らないだろう。
ボタンダウンBIZポロシャツ プルオーバータイプ/4900円
近年定着したクールビズにより、スラックスにポロシャツで出勤するという人も多い。ただ、ベーシックなワイシャツに比べてカジュアルなポロシャツは、スタイリッシュさや色あいなどセンスが問われるアイテムなので、選ぶのが難しいだろう。
そこで紹介するのが、コナカが扱うデザイナーズブランド「ジョンピアース」のポロシャツだ。ロンドンに拠点を置くブランドなので、英国のトレンドを取り入れた遊び心があふれるデザインとなっている。
また、デザインだけでなく、高機能ポリエステルを使用しているため抜群の形態安定性を持ち、アイロンの必要もなし。さらに、ニット素材のためストレッチ性にも優れている。スリムに見せるためにピッタリとしたサイズを選んでも、無理なく腕周りを動かせるのだ。
ビジネスでもカジュアルでも着回せるポロシャツがコナカで気軽に買えるというのは、意外と盲点だったのではないだろうか。
(文=清談社)