コロナ禍はまだまだ気が抜けない状況が続くが、そんな状況下でも季節特有のイベントを楽しみたいと思う人は多いだろう。今なら「花見」に興じたくなるところだが、屋外でも宴会を開くのは「密」になりやすく危険だ。そこで今年は宴会をしない、新しいスタイルの花見をしてみてはいかがだろうか。
おすすめは、車内から楽しむ「お花見ドライブ」だ。車の中でも少人数で換気に気をつければ、安全に花見を楽しめる。「花見」と「ドライブ」の両方を堪能できるので、一石二鳥だ。
「お花見ドライブ」を満喫するためには、車内で快適に過ごせるアイテムの準備が重要となる。とはいえ、中には買うと後悔してしまうようなものもあるのだ。今回はフリマサイトの「メルカリ」で見つけた、お花見ドライブをする際に買うと後悔するかもしれないアイテムを5つ紹介する(各種情報は調査時点)。
ポータブル冷蔵庫
ドライブに限らず、車での長距離移動が多い人やレジャーに出向く機会が多い人に人気のアイテムが「ポータブル冷蔵庫」だ。保冷はもちろん保温も可能な冷蔵庫を選べば、1年を通して役に立つ。お花見ドライブの際も、冷たいドリンクや手づくりした軽食などを入れておけば、ドライブ中に買い物へ行く手間も減るのでとても便利だ。
しかし、ドリンクをハイペースで飲むと、トイレが近くなってしまう。ドライブ中は頻繁にトイレに立ち寄れない上に、最近は感染予防のためトイレの貸し出しを控えている店や施設も多い。お花見ドライブにおいては、ドリンクの飲みすぎを防止するため、冷蔵庫まで設置して飲み物の用意に力を入れるのは避けた方がいいかもしれない。
車用芳香剤
お花見ドライブ中、車内で食事をすると気になるのがニオイだ。揚げ物のニオイなどが車内に充満すると気分が悪くなり、車酔いなどを引き起こしかねない。気持ちよくドライブを楽しむためにも、ニオイ対策は重要だ。
悪臭の対策に「車用芳香剤」を設置する人もいるだろう。置くだけでその場を良い香りで満たしてくれる芳香剤は、ドライブ中の車内を居心地の良い空間にしてくれるが、悪臭対策としての設置はおすすめしない。食べ物臭と芳香剤の香りが混ざってしまい、より強烈なニオイになってしまうからだ。
食事をしない場合は芳香剤を置いて車内を良い香りで包んでもいいだろうが、食事をする場合は、消臭剤や消臭スプレーなど、「ニオイを消す」アイテムで対策することをおすすめする。
FMトランスミッター
ドライブのお供として欠かせないのが音楽。最近はカーステレオとスマートフォンをBluetoothで接続できる車も多いが、車種によってはケーブルなどを用いて接続しなければいけない場合もある。「FMトランスミッター」は、ケーブルなしでもカーステレオとポータブルオーディオプレーヤーをつないでくれる優れ物だ。
音楽をかけながらのドライブはテンションが上がるものだが、コロナ禍のお花見ドライブでは、換気のために窓を開ける時間が増える。そのため、あまりにもテンションが上がりすぎて大音量で音楽を流したり、大声で騒いでいたりすると、周囲を走行する車の迷惑になってしまう可能性もあるのだ。大音量で音楽が聴けるアイテムの購入は、今年は控えた方が無難だろう。
使い捨てカイロ
花見のシーズンは春とはいえ、夕方から夜にかけては、まだまだ肌寒さを感じる時期だ。そこで、あると重宝するのが「使い捨てカイロ」。実はメルカリでは使い捨てカイロを大量にまとめ売りしている人も多く、メーカーなどにこだわりがなければ、お得に買うこともできる。
とはいえ、まとめ売りされている出品物は使用期限が短いものが大半を占めている。そうなると、お花見ドライブのために購入しても1、2個しか使わず、後は使わないまま期限切れ……という無駄な買い物になりかねない。
ブロワー機能付きハンディクリーナー
桜の木の近くを走行すると、花びらが車のボディに付着してしまう。花びらの掃除と、車内での飲食による食べかすなどの掃除の、どちらにも活躍してくれるのが「ブロワー機能付きハンディクリーナー」だ。
ブロワー機能が付いていれば、花びらを風で吹き飛ばすことができる。だが、意外と花びらがボディにこびりつくため、ブロワー機能を使っても上手に吹き飛ばせない。特に雨の後などは水分も含んでしっかりとこびりつくため、ブロワーの風では歯が立たないのだ。
車内の清掃だけならとても使いやすいアイテムだが、車体に付いた桜の花びらを一掃しようと思うなら、モップやマイクロファイバー素材の雑巾などを使う方がきれいになるはずだ。
まだまだコロナ禍は続くと見られるが、感染症対策に十分気をつけ、ニューノーマルなスタイルで花見を楽しみ、気分転換をするのもいいだろう。
(文=清談社)