毎年「花見」のシーズンを迎えると、人気スポットには大勢の花見客が詰めかけるが、昨年からは、その光景はほぼなくなってしまった。年に一度の桜の季節は楽しみたいが、密集や密接は避けたい。そんな人たちにおすすめの花見スタイルが、自宅の庭やベランダで行う「おうち花見」だ。自宅から桜が見えれば最高だが、見えなくても春の気配を感じながら、いつもとは違う場所で食事を楽しむだけで気分転換になる。
また、今年はこうした「おうち花見」の需要の高まりを受け、自宅用の桜の盆栽や、花見気分が味わえるインテリア、雑貨などが売られたり、VRで楽しめる桜の映像が配信されたりしている。こうしたアイテムや映像を用いれば、自宅にいながらでも十分に花見気分を満喫できるだろう。
とにかく「花」が用意できたら、あとは楽しむだけ。そこで今回は、「おうち花見」を盛り上げるグッズをフリマサイトの「メルカリ」で探してみた。自宅の庭やベランダで花見を行う際に、あると便利&テンションが上がるアイテムを5つ紹介する(各種情報は調査時点)。
携帯クッション
従来のスタイルの花見であれば、桜の木の下にレジャーシートを敷き、その上に座って花を愛でながら食事を楽しむ……という人が多かっただろう。しかし、自宅の庭やベランダで行う花見であれば、レジャーシートを敷くほどの広さがない場合もある。
その際に便利なのが「携帯クッション」だ。メルカリには2つセットで500円という破格の値段で出品されている商品も多い。家族の人数分がほしいときは、同じ出品者からまとめて購入すれば送料や手数料を抑えることができ、さらなる割引も期待できる。
メルカリではさまざまな名前で出品されているので、「携帯クッション」のほか、「レジャーマット」や「ポータブルクッション」などで検索するのがおすすめだ。
重箱
花見気分を盛り上げてくれるだけでなく、正月のおせち料理や子どもの運動会など、イベントの際にも大活躍してくれる「重箱」。普通に買うと意外と値が張るのだが、メルカリならリーズナブルに購入できる。使わない人にとっては食器棚の幅を取るだけのアイテムなので、多少値段を下げてでも売って手放したい出品者が多いためだろう。
また、メルカリにはさまざまな年代のアイテムが大量に出品されているため、種類が多く、いろいろなデザインから選ぶことができるのも大きなメリット。中にはパステルカラーのモダンタイプや珍しい花型の重箱などもあり、きっと好みの重箱が見つかるはずだ。
子どもが喜びそうなミッキーマウス、ハローキティ、アンパンマンなどのキャラクターものもあるので、子ども専用の重箱を揃えてみるのも悪くない。
ピクニックバスケット
お弁当の中身が和食なら重箱が似合うが、サンドイッチなど洋食をメインとしたランチにしたいときは、「ピクニックバスケット」があるとレジャーの雰囲気を出すことができる。
ピクニックバスケットの利点は、フタを閉じればミニテーブルとしても機能する点だ。庭やベランダで行う少人数の花見であれば、これひとつでテーブルを運ぶ必要がない。その際は、フタ部分にあまり装飾がなく、真っ平らになっているものを選ぶようにしよう。
また、ピクニックバスケットはカテゴリー分けが難しい商品なのか、店頭で購入しようと思っても、売られているお店自体をあまり見かけない。そんな商品でもたくさんの中から吟味できるのは、メルカリならではといえる。
クーラーバッグ
たとえ自宅で花見をするとはいえ、いちいち冷蔵庫に飲み物を取りに行くのは面倒。かといって、いつものアウトドアレジャーのように大きなクーラーボックスを用意するのも場所を取りすぎる。そこでベストなチョイスが「クーラーバッグ」だ。見た目以上に収納力がある商品が多いので、2~3人分の飲み物くらいは簡単に収まるはずだ。
また、クーラーバッグは日常的にも意外と出番の多い商品。これから暖かくなる季節を迎え、お弁当など傷みやすい食品を持ち運ぶときのランチバッグとして活用するという使い方もアリだろう。花見シーズン後も普段使いできそうなデザインや機能のアイテムを選ぶのがポイントだ。
自撮り棒
スマホでのセルフ撮影には欠かせない「自撮り棒」。ビジネスパーソンにとっては「若い子が使うアイテムでは?」と敬遠してしまいがちだが、実はファミリー層にもおすすめのアイテムなのだ。
その場合は、「分離式リモコン付き」で「持ち手が三脚になる」タイプの商品を選んでほしい。この2つの条件を満たしていると、三脚にスマホをセットしたまま手元のリモコンでシャッターを切ることができるため、セルフ撮影が簡単に行えるのだ。
家族全員が写っている記念写真を撮りたいけど、スマホでの自撮りはうまく全員を写せないし、セルフタイマーを使う撮影もタイミングが難しい……。こうした悩みを抱えていた人に、ぜひ手にしてほしい。
まだまだ「これまで通り」とはいかない日々が続くが、何事も工夫次第で新しい楽しみ方が発見できる。今春はこうしたアイテムを使って、充実した「おうち花見」の時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
(文=清談社)