「セブン-イレブン」はコンビニエンスストア業界では最多の店舗数を展開している業界最大手チェーンで、その店舗数は今年3月末時点で2万1143店となっている。
そんなセブンもコロナ禍の不況とは無縁ではない。運営会社のセブン-イレブン・ジャパンが発表した2021年2月期の月次営業情報によると、2月の既存店売上高は前年同月比99.3%となっており、5カ月連続での前年割れを記録している。どこで売上高の減少傾向に歯止めをかけられるのか、これからの動向が注目される。
セブンでは今年の春も新スイーツやリニューアルした定番商品が続々と登場している。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は今回、数多いセブンの商品を独自に調査。「この春に買いたいセブン商品」を5つセレクトした。
チョコっとリラックシュ~/172円(税込、以下同)
最初に紹介するのは、昨年10~12月に放送されたTBS系のテレビドラマ『この恋あたためますか』とのタイアップ商品として発売された「チョコっとリラックシュ~」。ドラマの劇中で主人公が開発したスイーツとして登場し、昨年11月の発売当時は完売が続出した人気商品が、今年2月9日に再販された。
支持を得たのはドラマの人気によるものばかりではなく、購入者からは「想像以上に美味しくて衝撃」といった味を評価する声も上がっており、リピーターも多いのだという。
実際に口にしてみると、一口目からチョコレートの濃厚な旨味がいっぱいに広がり、評判に違わず非常に美味。上部にコーティングされたチョコクッキーのサクサクとした食感と、モチモチしたシュー皮のコントラストがクセになる新食感スイーツとなっている。172円とコンビニのデザートにしては低価格なのもうれしいポイントで、一度その味を堪能すればまさしく“リラックシュ~”できること間違いなしだ。
冷たく食べるメロンパン/213円
この春、コンビニ業界では冷やして食べるメロンパン商品が登場しており、セブンからも3月2日に「冷たく食べるメロンパン」が発売された。SNS上では「賞味期限が長くストックができて便利」「ひんやりとしたクリームとサクサクとした生地が美味しい」といった絶賛の投稿が見受けられる。
特筆すべきは冷凍したままだけでなく、自然解凍した常温の状態や、電子レンジで加熱した状態でも美味しく味わえる、食べ方の幅広さにある。肝心の味も中身のホイップクリームのミルキーな味わいが堪らなく美味しく、メロンパン特有の表面のザクザクとした食感も健在なため、新感覚のメロンパンを食したという満足感がある。
通常のメロンパンと比較すると少々値が張るが、温度によってさまざまな美味しさが楽しめるアイデアと、食品としてのクオリティの高さを考えると、十二分に価値があると言えるだろう。
たっぷり照焼チキンとたまごのサンド/278円
続いて紹介するのは、セブンの定番サンドイッチである「たっぷり照焼チキンとたまごのサンド」。甘みのある濃厚な照り焼きソースが特徴的で、「照り焼きチキンとたまごなんて合わないはずがない」「これで200円台とは買い」といったように、食材同士の相性の良さとコスパの優秀さが購入者から高く評価されている。
おすすめしたい最大の理由は、食材一つひとつのボリューム。チキンにたまご、レタスそれぞれが大きく、食後の満足感が非常に高い。リピーターが多いというのも頷けるクオリティだ。
春の陽気のなかでの花見やキャンプの食事や、外食がしづらいランチタイムに購入することをおすすめしたい。
たっぷりチーズのチーズバーガー/289円
次はスライスチーズとチーズソースが挟まっているチーズ好きには堪らない商品、「たっぷりチーズのチーズバーガー」をご紹介。
たっぷりのチーズソースは見た目からして食欲をそそり、実際に食べてみるとイメージ通りの濃厚さがありながら、まろやかさであっさりとした味わいに感じられた。さらに、バンズも厚くボリューミーなため、一緒に食べるとちょうどいい塩梅になるような工夫がされている。
SNS上ではハンバーガーのジューシーさが高評価を受けており、ハンバーガーチェーンのチーズバーガーよりも美味しいと評する声も上がっている。チーズバーガーが好きな人にはぜひ一度手に取ってもらいたい。
中華蕎麦とみ田監修三代目豚ラーメン/594円
最後に紹介するのは、20年8月掲載の当サイト記事『セブンイレブン、今“絶品”と評判の食品5選…とみ田・豚ラーメン、フルーツあんみつ』でも紹介した「中華蕎麦とみ田監修三代目豚ラーメン」。人気のラーメン店である「中華蕎麦とみ田」が監修した商品で、今年2月3日のリニューアルでさらに美味しくなったため、改めて紹介させていただきたい。
特筆すべきはやはり、二郎系ラーメン特有の極太麺の食感と、にんにくが利いたこってりとした豚骨醤油スープが味わえること。たっぷりと盛られたもやしやチャーシューとスープのバランスが良く、見た目ほど味が濃くないため二郎系ラーメンに食べ慣れていない人でも美味しく食べられるだろう。
SNS上では二郎系ラーメン愛好者からの支持が厚く、なかには「ご飯と一緒に食べても美味しい」という声も。594円という値段はコンビニのラーメンにしては高めに感じるかもしれないが、食べればそのボリュームから値段相応かそれ以上の満足感が得られるおすすめ商品だ。
暖かい春の季節に食べるのにピッタリな商品から、なかなか外食しづらいこの時期の食事にちょうどいい商品まで紹介してきたが、いかがだっただろうか。実際に店舗に足を運んだ際にはこの記事を参考にして、セブンの食品に舌鼓を打っていただければ幸いだ。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)
※情報は2021年4月2日現在のものです。