北海道地震で改めて認識…断水に備えて絶対に買っておくべき防災グッズ・リスト
6日に発生した北海道地震をはじめ、今年、日本は台風や地震、豪雨など多くの自然災害に見舞われていますが、みなさんは災害時に備えて水をどれくらい備蓄しているでしょうか。水の確保は災害時の最優先事項のひとつとされています。内閣府が発表している、首都直下地震等発生時の被害想定によれば、上水道の復旧目標日数は30日となっています。
首相官邸のHPによると、飲料水は1人3日分、1日3 Lが目安なので9Lを常備しておくべきとされています。2Lのペットボトルだと5本くらい、家族4人ならその4倍となります。2L×9本入りの1ケースはだいたい1000円前後で買えますので、家族4人なら2ケースで2000円程度です。
ただ、これは3日分なので、上水道の復旧に30日かかると想定した場合、この10倍となる360L、2Lペットボトルにすると180本も必要になります。お風呂に溜めても、2日経つと菌が増殖して飲み水には使えません。トイレも下水道が壊れていれば使用できないので、トイレ用としても使えません。仮に4人家族だと、2L×9本入りが4ケースあれば1週間程度持つといわれているので、それくらいは備蓄するのが現実的かもしれません。
アマゾンのプライム会員なら、送料無料で宅配してくれます。ちなみに、サントリー食品インターナショナル「南アルプスの天然水」(2L×9本)は税込み1224円程度(9月9日現在)と、1本当たり136円で買えます。
水は家の中で保管して、一定のサイクルで古いものから消費しつつ購入して補充していけば、廃棄せずにすみます。
人間は体の60%くらいが水分です。水分を摂取しなければ数日で死亡する可能性があります。水は飲むだけではなく、料理に使ったり、顔や手を洗ったりするので、1日3L以上使うと考えるべきです。ちなみに、顔や手を洗ったりする際、殺菌ジェルが有効な代替手段となります。
水のいらないドライシャンプー
水道も電気もない状態ですと、体も汗をかいて髪を洗いたくなります。そこでお勧めなのが、リンスインドライシャンプーです。
もともと病気でお風呂に入れない方用として、病院の売店などでも売っていますが、髪につけてタオルで拭くというものです。体を拭くものとして濡れタオルなども用意されておくとよいです。
いずれにせよ、災害はいつやってくるかもわからないので、日頃の備えを心がけるべきでしょう。
(文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役)
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