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望月理恵子「耳が痛い食の話」

ビール以外でもビール腹になります!間違いだらけ&病気を招く「お酒の常識」

文=望月理恵子/健康検定協会理事長、管理栄養士
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 しかし、適量を超したり、お酒を飲めない人が無理に飲んだりすれば、肝臓にダメージを与えてしまい、期待する健康効果とは逆の働きが体で起こってしまいます。実際、ワインを日常的に良く飲むフランスの方は、心疾患の割合が少ないのですが、肝臓疾患は多いというデータがあります。さらに、赤ワインが心臓病を防ぐことは科学的には証明されていません。

美味しく健康的に飲む方法

 お酒は適量であれば、日々のストレスを解消してくれたり、人とのコミュニケーションを円滑にしたりする嗜好品でもあります。ただ、お酒を飲むと、どうしても感覚が麻痺しやすいため、つい飲み過ぎてしまうことも多いと思います。

 美味しく健康的に飲むのであれば適量、感覚でいうのであれば“美味しい”と感じられるくらい、“飲んでいる量”が把握できるくらいでストップさせることが大切です。

 社会に出るとお酒を飲む機会も増えますが、健康の適量と自分の適量を知ることが、失敗しないコツになります。百薬の長といえども、無理して飲むものでもありません。お酒を飲んで少しでも体が赤くなる体質の方は、お酒が体に合っていない証拠でもあります。

 美味しく、楽しく、食事とともに飲むことが、健康的なお酒の飲み方でもありますので、一度飲み方を振り返ってみるのもいいですね。
(文=望月理恵子/健康検定協会理事長、管理栄養士)

望月理恵子/健康検定協会理事長、管理栄養士

望月理恵子/健康検定協会理事長、管理栄養士

株式会社Luce代表、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員。ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活動をおこなっている。

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