コロナ禍で旅行もできず、遠ざかってしまっているのが「温泉」ではないだろうか。温泉街に行って観光地をめぐり、おいしいものを食べて夜はゆっくり湯船に浸かる……と、考えただけで気持ちがゆったりしてくるが、温泉には健康効果があるので、体にも数々の良い影響を及ぼす。単純に体を温めるだけでも血のめぐりが良くなり、代謝もアップ。さらに、美肌効果や疲労回復といった効能もあり、心身共にリフレッシュできる。
そんなメリットだらけの温泉を家でも味わえるように、「おうち温泉」をつくってみるのはどうだろうか。今回はネットオークションやネットフリマを展開する「ヤフオク!」で、自宅のお風呂を温泉へと大変身させてくれる優秀お風呂アイテムを5つ、独断でセレクトした。ぜひ、自宅に温泉を再現する際の参考にしてほしい(各種情報は調査時点)。
暖簾
どこの温泉でも、浴場とそれ以外のスペースを分けているのが「暖簾」だ。暖簾は、日常的な空間から、開放的で非日常感のある「温泉」という空間へ心が切り替わるための、いわば“スイッチ”のような役目を担っている。毎日使っている脱衣所を一気に温泉らしい雰囲気に変え、”自宅のお風呂”感をなくしてくれるだろう。
設置方法もとても簡単。暖簾上部のループ部分に突っ張り棒を通し、好きなところに取り付けるだけだ。さらに、暖簾は機能性も高い。今の時期であれば暖気が逃げないようにしてくれる効果もあるので、風呂上がりに浴室と脱衣所の温度差に震えることもなくなる。使わないときは畳んでしまっておけるので、収納場所にも困らない。形から入ってみるのに、うってつけの商品だ。
ひのきの桶
温泉といえば、広々とした浴場に足を踏み入れた瞬間に独特の香りが全身を包み込む。泉質により香りはさまざまだが、中でも「ひのき」は、リラックスや気持ちを落ち着けてくれる効果があるという。そこでおすすめしたいのが「ひのきの桶」だ。浴室に置いておけば、まるでひのき風呂に入っているような感覚になれる。自宅の風呂場を温泉の大浴場へと格上げしてくれるアイテムだ。
さらに、この桶は足浴用なので、シャンプー中に足を温めておける。入浴時に体をよく温めておくと快適な睡眠につながるともいわれているので、かなり重宝する存在だ。
温泉系入浴剤の詰め合わせ
自宅で温泉気分を満喫する上で何よりも欠かせないのが「入浴剤」。湯に溶かすだけで全国の名湯を再現できる「温泉系入浴剤」は、全国の有名温泉地をカバーしており、種類も豊富にある。市販品だと箱売りで1箱に「4種12包入り」など、同一の入浴剤が複数入っている場合も多いが、ヤフオクの詰め合わせ商品なら“被りなし”の出品もあるので、毎日違った土地の湯に入れるのだ。
とはいえ、52包の入浴剤の詰め合わせの場合、種類は違うが“同じ温泉地”の入浴剤も混ざってくる。しかし、同じ「草津の湯」でも、メーカーによって香りやお湯の感触が異なるので、それぞれの再現度を比較したり、お湯比べをしたりするのも楽しい。入浴剤には保湿効果を高めてくれるものも多いので、湯上がりの肌の状態まで含めると、さらに選びがいがあるだろう。
防水LEDキャンドル
家の風呂場で限りなく温泉に近い空間をつくり出せても、「露天風呂」を再現するのはハードルが高い。しかし、ネットで調べてみると、風呂場の窓を開けたり、窓がなければ浴室のドアを開けるといった方法で、“おうち露天風呂”を楽しんでいる人もいるようだ。窓の有無により外気の取り入れ方は変わるが、共通していたのは「電気を消す」という点。暗い状態で湯船に浸かっていると、露天風呂の感覚を味わえるようだ。
照明を落としての入浴は普段とは違う雰囲気で、まさに温泉のような非日常感が味わえる。しかし、完全に明かりをなくしてしまうと、どこに何があるかがわからず危険だ。幼い子どもがいればなおさらだろう。そこで、ムード作りと安全性を両立した照明としておすすめなのが「防水LEDキャンドル」。本物の火を使わないので、子どもと一緒でも安全に露天風呂感を楽しめるはずだ。
滑り止めマット
ここまで徹底してアイテムを揃えれば、きっと自宅でも心ゆくまで温泉気分を満喫できるだろう。普段の入浴以上に、心身ともにゆったりとリラックスできるはずだ。だが、あまりに気を抜いてくつろぎすぎると、注意力が落ち、湯船から出るときに足を滑らせて転倒……なんて恐れも。気持ちが良いからと、ついつい長風呂をしてのぼせてしまうと、転倒リスクはさらに高まってしまう。
せっかくのリラックスタイムを台無しにしてしまわないためにも、「滑り止めマット」を敷いておくのをおすすめする。マットのような大きな商品は店頭で購入すると持って帰るのが大変だが、ネットショッピングなら自宅まで配送してくれる。まさに「ヤフオクで買うべき商品」と言えよう。
他にも、旅館の食事のように夕飯をお膳で出してみる、寝間着を浴衣にしてみるなど、非日常感を演出すると、グッと「温泉らしさ」が増すだろう。豊富なラインナップを誇るヤフオクであれば、きっと「おうち温泉」をさらに盛り上げてくれるアイテムが見つかるはずだ。
(文=清談社)