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セブン、要注意?な食品5選…「獣臭い」ラーメン、肉少なくパスタ多い豚焼肉弁当

取材・文=A4studio
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セブン-イレブン「ルー・ド・メール監修 特選ビーフカレー」

 熾烈な競争が繰り広げられるコンビニ業界で高い人気を維持し続けるセブン-イレブン。今年3月末時点で国内2万1301店舗を誇る業界最大手である。

 業界の先導者として歩み続けるセブンだが、4月初旬よりオリジナル商品の一部値上げを発表。世界的な食糧需要の増加、人件費、物流費のコスト上昇、原材料の価格高騰などの要因により価格改定に踏み切ったとのことだ。人気商品も例外ではなく、たとえば「石臼挽き蕎麦粉のコシ ざるそば」は367円(税込、以下同)から388円、「セブンプレミアム さばの塩焼」が289円から321円に値上げしている。

 値上げにより今後の売り上げがどうなるのか注目されるセブン。同社はクオリティの高い、コスパ上々な商品を数多くラインナップしているため、ファン離れは起こりにくいと思われるが、なかには少々イマイチと感じる商品も……。そこで今回は“この春、買うのは要注意(?)なセブン商品”を5つ選出し、レビューしていく。

ルー・ド・メール監修 特選ビーフカレー/810円(税込、以下同)

 東京都千代田区神田にある洋食店「ルー・ド・メール」が監修した「ルー・ド・メール監修特選ビーフカレー」。店主の鈴木正幸氏が“最高にこだわりました”と明言するだけあって、店さながらの本格的な味を楽しむことができる逸品だ。

 30種類のスパイスを使用しているため香ばしく、食欲をそそる匂いが漂う。野菜やフルーツ、国産牛肉をじっくりと煮込んだカレーは甘味がありつつ、コクもしっかり感じられる贅沢な味わい。牛肉は噛めばホロっと繊維が崩れる柔らかさで満足感は非常に高かった。

 とはいえ、ネックになるのが800円オーバーという価格の高さ。並の飲食店に行けるぐらいの金額なので、コンビニ飯にそこまでお金をかけたくない人もいるだろう。コンビニ弁当に800円出すなら飲食店で食べたいという方には不向きだが、国産食材を使用しており非常に美味しいので、金額に抵抗がない方は購入してみてもいいだろう。

野菜の旨みタンメン/507円

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「野菜の旨みタンメン」は野菜がこんもりと盛られたボリューム満点な一杯。野菜の旨味を存分に味わえる商品であると評価する声もあるが、一方でスープの味が濃すぎるという声もちらほら。

 実食してみると、“麺がブヨブヨで美味しくない”といわれるチルド商品でありながらも、麺はしっかりとコシを感じられる心地いい噛み応え。野菜も瑞々しさがあるシャキシャキ食感であり、美味しくいただけた。

 ただ前評判通りスープの塩気が強く、飲み続けると水がほしくなるほどしょっぱさを感じたため、薄味好きの人はお湯を足すなどして味を薄めるべきであろう。

 とはいえ、その点を除けば本品のクオリティは文句なしのレベル。セブン-イレブンのチルド商品は年々進化を遂げており、新商品が発売されるたびに驚かされることが多い。本品も麺と野菜の出来は良かったので、あとはスープのバランスさえ改善すればもっと“大化け”する可能性がある商品だと感じた。

セブンプレミアム 銘店紀行博多だるま/224円

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 セブンオリジナルのブランドとして展開されている「セブンプレミアム」シリーズ。価格以上のコスパの良さを見せてくれるシリーズとして人気だが、例外として不評な商品もある。たとえば、福岡県の有名ラーメン店「博多だるま」とコラボしたカップ麺「7プレミアム 銘店紀行博多だるま」は、ネット上ではたびたび“獣臭い”との評価を受けている。

 そもそも本店の「博多だるま」は豚骨臭が強めだが、動物ベースの旨味とコクが感じられるスープとして知られている。しかし、本品のスープは旨味と塩気のバランスが良い仕上がりになっているものの、脂っぽく若干のくどさを感じてしまった。それでいて本店のような獣臭さは健在なので、確かに苦手意識を持つ人もいるかもしれない。

 だがノンフライ製法の極細麺はスルスルとすすれてのど越しが良い。具材も大盛りのネギ、チャーシュー、キクラゲがトッピングされており食べ応えは抜群。多少の獣臭さは気にしないという豚骨好きの人であれば、食べる価値がある商品だといえるだろう。

ぷりん大福/140円

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 セブンのスイーツといえば、シュークリームやプリンなど幅広い人気を得る商品が多いことで有名だ。最近では4月6日に発売されたばかりの「ぷりん大福」が、SNS上で「プリン好きにはたまらない」「もちもちの皮が美味い」と絶賛されている模様。

 カスタード風味のクリームとほろ苦いカラメルソースを大福の皮で包んだ本品。一口食べると、カスタードとカラメルが見事にコラボレーションしており、本当にプリンを食べているかのようだった。皮もモチモチ食感でほんのり甘さを感じる味わいのため、非常に美味しかった。

 ただひとつ難点を挙げるとすれば、皮に付着している粉がボロボロと落ちやすいことだろう。そのまま口にすると、食べ終わる頃には口の周りや服が粉まみれになってしまうこともあるほど。下にハンカチやティッシュなどを敷いて食べれば問題ないが、とはいっても少々食べづらいことは事実なため、オフィスでランチのデザートにしたり3時のおやつにしたりするのは、避けたいと思う方もいることだろう。

唐辛子マヨネーズで食べる豚焼肉弁当/429円

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唐辛子マヨネーズで食べる豚焼肉弁当」は豚焼肉、ご飯、スパゲティ、たくわんという構成の、比較的シンプルなお弁当。セブン-イレブン公式ホームページからは“旨みの効いた豚焼肉でガッツリ満足な食べ応え”と銘打たれているが、SNS上ではそのボリュームに満足できない人がいるようだ。

 特に目に留まったのが“肉が少なくパスタが多い”という批判。そこで実際に本品を見てみると、たしかに肉の下にはぎっしりとパスタが敷き詰められていた。豚肉が1枚1枚さほど大きくないことも相まって、“肉のガッツリ感”は薄れているように感じる。味自体はご飯が進むしょっぱさではあったが、ご飯が若干多めなので食べるペースには気を付ける必要がありそうだ。

 また商品名にある通り唐辛子マヨネーズが付属しているため、豚焼肉の味変をすることもできる。しかし、やや辛めであるため、辛い物が苦手な人は付けすぎには注意してほしい。

 セブンの商品は基本的に美味しいものばかりだが、なかには今回紹介したような、少々注意が必要な商品も存在する。店舗に足を運んだ際には本記事を参考にして商品選びをしていただければ幸いである。

(取材・文=A4studio)

※情報はすべて4月13日時点のものです。

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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