さまざまなコーヒーチェーンの中でも若者を中心に不動の人気を集めている「スターバックス コーヒー」。その歴史は古く、1971年にアメリカのワシントン州シアトルのパイク・プレイス・マーケットに1号店がオープンしたことを起源とする。
そんなスターバックスのロゴの女性は、ギリシャ神話に登場するサイレンがモチーフ。サイレンは、神話の中で美しい歌声で船乗りを誘惑し、心を奪ったとされる人魚である。その物語になぞらえて、「コーヒーの香りで道行く人々を魅了したい」という思いをロゴマークに託したのだという。
その思いの通り、日本でも人気のスターバックスは国内に1704店舗(2022年3月末現在)を擁しており、SNSでは新商品や人気商品を絶賛する声も多い。そこで今回は“この夏、買うべきスタバ商品”を5つ選出したので紹介していこう(価格は税込み)。
カフェ アメリカーノ[トールサイズ]/410円
まず紹介したいのが、エスプレッソにお湯を注いだ「カフェ アメリカーノ」。エスプレッソの苦味が特徴的な商品だが、お湯で薄められているので、ごくごく飲みやすいのも人気の理由だ。
実際に飲んでみると、まずはエスプレッソらしい深煎りの香りを感じる。また、かなり強い苦味を感じるのだが、その一方で後味がすっきりしているので、非常に飲みやすいコーヒーだった。
SNSでは「飲みやすいから毎朝飲んじゃう」「コーヒーの味が強くて好き」などリピーターの声があふれている。暑くなってくると、苦味が強いコーヒーを飲みたいという人も多いだろう。そんな方は、ぜひこちらを試してみてほしい。
ダーク モカ チップ フラペチーノ/565円
続いては2020年5月の「スタバ、この春買うべき商品5選!レジ横のキャラメルワッフル、最高の食べ方とは?」でも紹介した「ダーク モカ チップ フラペチーノ」。
コーヒー、ミルク、ダークチョコレートパウダー、チョコレートチップを氷とブレンドした商品で、甘いフラペチーノが多いスターバックスでは珍しい“ほろ苦いフラペチーノ”になっている。
実際に飲んでみると、コーヒーの味がかなり強く、チョコレートは控えめな甘さ。また、チョコレートチップが入っているのだが、こちらもカカオ成分が多いのか、チョコレートの甘ったるさをほとんど感じさせない。
SNSでは「ちゃんと甘いのに甘すぎなくて良い」「甘いの苦手だからフラペチーノ無理だけどこれは飲める」など、甘すぎるのが苦手という消費者からも高い支持を得ていることがうかがえる。フラペチーノを飲みたいけど甘ったるいのは避けたいという方は、ぜひ試していただきたい。
スピナッチコーン&ソイパティ イングリッシュマフィン/540円
「スピナッチコーン&ソイパティ イングリッシュマフィン」は、6月1日から開始されたスターバックスサマーシーズン第2弾の新作商品。第1弾の「スターバックス ストロベリー フラペチーノ」(660円・終売)に続き、第2弾では「Yori Dori Midori(ヨリドリミドリ)」をテーマに、主要原材料に植物性の食材を用いた「プラントベース」の商品を展開している。
こちらのイングリッシュマフィンも「プラントベース」の商品で、肉そっくりのソイパティ、ほうれん草とコーンのクリームとメープルマスタードをふわふわのマフィンでサンドした商品。マープルマスタードは日本ではあまり馴染みのない味付けのため、気になっていた方もいるのではないだろうか。
テイクアウトし、パッケージの記載通り500wの電子レンジで1分10秒温めて食べてみると、ソイパティは本物の肉のような食感で、しっかりとした食べ応え。メープルはほんのり甘いという程度で、メープルの香りとマスタードの酸味が絶妙にマッチしている。軽食にもぴったりな程よいサイズ感なので、小腹が空いたシーンなどで重宝しそうだ。
シェイクンミール ソイボロネーゼ/460円
「シェイクンミール ソイボロネーゼ」は、蓋をしたまま10~15回シェイクすることで、具材の中に入っているソースが全体に行き渡るという便利なカップサラダ。こちらもサマーシーズン第2弾の「Yori Dori Midori(ヨリドリミドリ)」の商品で、手軽に野菜を食べることができる点が人気を集めている。
紫キャベツ、トマトドレッシングで和えた雑穀ビーンズサラダ、ソイボロネーゼソース、赤ピーマン、プラントベースチーズ(乳不使用)、セミドライトマト、きゅうり、カリフラワー、グリーンリーフとさまざまな素材が使われており、アイスドリンク提供用のカップのような容器に入った見た目もかわいい。
実際に購入して、まずはシェイクしてみたところ、想像以上に混ぜやすく、ソースは簡単に混ぜることができた。肝心の味だが、トマトベースのソースは酸味と甘味のバランスがちょうどよく、カット野菜はどれもみずみずしい。雑穀ビーンズが入っており腹持ちもいい商品なので、夏に向けてダイエットをしている人は試してみてはいかがだろうか。
シナモンロール/355円
最後に紹介したいのが、シナモンフィリングを丁寧に巻いた生地をじっくり焼き上げているという「シナモンロール」。実は2020年夏の「スタバ、夏の“ハズレ”商品4選…手がベタベタのシナモンロール、マックより割高なマフィン」で要注意商品として紹介しているのだが、今年6月1日にリニューアルでサイズが大きくなり人気を集めているので、今回は買うべき商品として紹介させていただきたい。
実際に食べてみると、大きくなったせいか、以前よりパン生地がふっくらしているように感じた。生地の内側にはシナモンフィリングがまんべんなく詰まっており、どこをかじってもシナモンの香りとほろ苦い甘さが口の中にあふれる。また、クリームチーズが入っているというフォンダンは、まろやかな味わいに仕上がっていて美味。
SNSでは「大きくなったから満足感すごい」「軽食にもなっちゃいそうな大きさ」などサイズ感に対する反響が多く上がっている。スターバックスでコーヒーや紅茶を注文するときに、ぜひ一緒に注文してみてほしい。
――今回は“この夏、買うべきスタバ商品”を5つ紹介した。今回紹介した「プラントベース」の商品の他にも、リサイクル資源や再生可能な資源で作られたカップやコースターなど、グリーンやライムグリーンを基調とした「Yori Dori Midori(ヨリドリミドリ)」のグッズを販売している。在庫がなくなり次第終了とのことなので、気になる方は近隣の店舗に足を運んでみてほしい。
※情報は2022年6月15日現在のものです。