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コスパ抜群のファミマ“らしくない”フード…肉が少なすぎるオムスビは残念

取材・文=A4studio
コスパ抜群のファミマらしくないフード
ファミリーマートの店舗

「あなたと、コンビに、ファミリーマート」というキャッチフレーズでもお馴染みの大手コンビニチェーン店、ファミリーマート

 8月2日から22日まで「お値段そのまま!! 40%増量作戦」というキャンペーンを開催しており、なんとホットスナック、お菓子、チルド商品など定番の人気商品20種類が、値段そのままに40%増量して販売中。太っ腹な企画で夏を盛り上げているのだ。それどころか、一部の報道では、実際は40%どころか60%や80%も増量している商品もあるようで、ファミマの気前の良さと熱意が伝わってくる。

 そんなサービス精神旺盛なファミマは、基本的には高コスパ、高クオリティの商品が多いものの、なかには微妙だと感じるものもある。そこで今回は“要注意なファミマ商品”を5品選んだので紹介していこう。

手巻寿司 ねぎとろ(青まぜ)/160円(税込、以下同)

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「手巻寿司 ねぎとろ(青まぜ)」は、片手で持ちながら食べられるワンハンドタイプの手巻き寿司だ。160円というお手軽な価格でねぎとろを食べられる商品なのだが、商品の評価を下げるような要素が散見された。

 まず、本品には青のりを混ぜた海苔が採用されているのだが、これがかなり好き嫌いの分かれる味になっていると感じた。青のりの特徴である磯感の強い風味が全面的に押し出されているため、普通の海苔を想定していると、びっくりしてしまうかもしれない。海苔自体はパリパリとした食感だったものの、生臭いと感じる人もいるかもしれず、万人ウケするとはいいがたい味わいだった。

 次に肝心のねぎとろだが、まぐろたたきにはとろける脂が乗っており、濃厚な味わい。ねぎもアクセントとして加えられているので、さっぱりとした風味も楽しめる。だが、まぐろたたき自体が少し脂っぽく、こちらも好き嫌いが分かれそうだ。

 わさびの量を増やせば脂のくどさは軽減したかもしれないが、実はネットなどでは、以前発売されていた前身商品は「わさびが多すぎる」と評価する人が少なくなかった。つまり、ファミマはそういった不評を参考に、わさびの量を減らすというマイナーチェンジを行ったのかもしれない。だが、逆に今回の「手巻寿司 ねぎとろ(青まぜ)」だとわさびが少なすぎて、まぐろの脂っぽさが前面に出てしまっているように思う。今後またマイナーチェンジされ、わさびが適量になれば美味しく食べられるかもしれない。

ベーコンエッグチーズバーガー/348円

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 8月2日に新発売された「ベーコンエッグチーズバーガー」。ふわふわのバンズに定番具材である目玉焼き、ベーコン、チーズ、パティを挟んだボリューム満点の一品だ。

 各々の具材のジャンクさが楽しめそうなバーガーだが、商品全体のバランスを考えると、少し残念に感じるところがあった。というのも、本品はケチャップの量が控え目であり、食べている途中は具材がバラバラになっているように感じられたからだ。

 そこで、市販のケチャップをかけたところ、悩みは解決。ケチャップの酸味にパティの肉々しさ、ベーコンの旨味、チーズの濃厚さが見事に絡まり、美味しくいただけた。元々のポテンシャルは高い商品なだけに、ケチャップの量をもう少し増やしてほしいと感じた人は多いのではないだろうか。

ごちむすび 中落ち牛カルビ/198円

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 2020年10月6日から「“満腹・満足”をテーマに、“ごほうび”になる、“ごちそう”になるごはん」と銘打ち、発売されているおむすびシリーズ「ごちむすび」。「ごちむすび 中落ち牛カルビ」は、7月26日に本シリーズのひとつとして発売された商品である。

 本品は、炙り焼きした中落ち牛カルビを、甘じょっぱい醤油ベースのタレに絡めたおにぎり。一口頬張ってみると、最初はカルビ肉に辿り着くことはなかったものの、つやつやのお米と甘いタレがよく合い美味。この味わいにカルビ肉にも期待が高まる。しかし、食べ進めて登場したのは、小さな粒ともいえる肉が数個入っていただけだった。

 商品のパッケージには七輪で焼かれた肉厚のカルビの写真がイメージとして載っているだけに、肩透かし感が否めない。ネット上でも本品の肉の小ささ、少なさを嘆く声は目立っていた。ちなみに、カルビ肉自体は、牛肉の旨味と上質な脂身が味わえて絶品だったものの、物足りなさはどうしても感じる。何よりおにぎりとしては高価格のため、コスパが良くないと感じる方は多いだろう。

超満足ソーダ風味ゼリー/298円

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 ファミマといえば、よく大容量の商品がラインナップされているが、「超満足ソーダ風味ゼリー」もそのひとつ。なんと夏にぴったりのソーダ風味のゼリーが445gも入っているのだ。特大ボリュームのゼリーにナタデココ入りということもあって、非常に食べ応えがある。

 しかし、そのボリューム感がネックになっているとも考えられるのである。一口食べてみると、トゥルトゥルとしたゼリーは、爽快なソーダの甘味が効いているものの、単調な味という印象が強く、半分くらい食べ進めた頃には飽きが来てしまった。ナタデココを合間に挟んで味や食感にバリエーションをもたせても、特に変化はなかったように思える。

 無類のソーダ好きという方には、ぜひおすすめしたい商品であるものの、そうではない方は、この大容量を飽きずに食べられるかどうかを慎重に検討してもらいたい。

ざるそば/380円

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 真夏の暑さが身に染みるこの時期に食べたいのが、冷たいそばやうどん。コンビニでもクオリティの高いそばやうどんは売られているが、ファミマの「ざるそば」は要注意の商品だ。

 まず、そばだが、「ほぐし水」をかけて箸でほぐそうとしても、くっついたままだったり、ブチブチ切れたりと、食べる前から不安になる状態。つゆにつけてすすってみても、そば本来のコシの強さは感じられず、ブヨブヨとした食感だった。噛むごとに楽しめるはずの蕎麦の香りもあまり口の中に広がらず、そばを食べているという感覚はあまりしない。

 また、つゆも出汁の奥深い味わいというよりは、醤油の塩気が強く若干塩辛い仕上がり。そして、少ないながらも漂っていたそばの香りを、つゆの香りが打ち消しており、そこも残念なポイントだった。そばもつゆも、あと一歩と感じざるを得ない出来だったので、今後の商品開発に期待したいところである。

 ファミマの商品は、ライバルチェーンのセブン-イレブンやローソンに比べると、ボリュームで勝る面は多い。しかし、味やコスパの面で微妙だと感じる商品もまぎれているため、ファミマで買い物をする際は今回の記事を参考に検討してみてほしい。

(取材・文=A4studio)

※情報はすべて8月5日時点のものです

A4studio

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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