女性客が飲食店を選ぶ基準はトイレ?女性がトイレでやっている“意外な”トップ10は?
4月15~23日の期間で、筆者は「飲食店における女性客の化粧室利用方法調査」を独自に実施した。
調査対象:飲食店を利用している20歳以上の女性300名
調査場所:ワイン居酒屋「カーヴ隠れや」首都圏店舗
質問項目:
問1 飲食店のトイレの用を足す以外の利用法はなんですか?
問2 その中で特に複数回したことはどれですか?
問3 飲食店のトイレに求めることはなんですか?
●女性客がお店を選ぶ基準は、店の雰囲気・トイレ・禁煙
女性がお店を選ぶ第一の要素は清潔であること。不潔なお店はそもそも選定対象にすら入らない。ただし、オシャレとは違う。オシャレすぎると高そうな店に見え、敷居が高くなってしまうからだ。とはいえ、単に掃除をしてきれいに保っておけばいいかというとそうではない。「清潔感」が必要だ。
日本人が求めるサービスのトップ要素は清潔感。特に女性はその傾向が強くみられる。店舗のクリンリネス【編註:輝くような清潔さ】を徹底するのは当然で、ホコリや指紋の目立つガラス・鏡は拭き上げ、だらしないイメージを与えないよう、レジ周りは整理整頓する。だが「清潔感」は、ただクリンリネスを徹底するだけでなく、お店全体の空間の雰囲気まで考えて完成させるものだ。
そういう意味で、特に清潔感にプラスして、その雰囲気や機能まで考えなければならない場所は化粧室、すなわちトイレだ。従来とはトイレのあり方も機能も変わってきたといえる。
別に行ったアンケート調査では、女性客が飲食店を選ぶ基準のトップ3は「お店の雰囲気」「トイレ」「禁煙」であった。
禁煙は、最近急上昇してきたキーワードである。一時期は喫煙できないと飲食店は儲からないといわれたこともあるが、今は禁煙でなければ多くのお店は苦戦することになる。
だが、やはりお店を選ぶ基準の定番はトイレだ。だからこそ、飲食店やホテルなどのサービス業はトイレに対して、ことのほか気を配ってきた。飲食店やホテルのトイレは進化と深化をしてきている。清潔さを求められるのは当たり前だが、このトイレの変化はお客の求める清潔感が変わったのではなく、「トイレの使い方」が変わったことによるといえる。
では、女性客はトイレをどのように使っているのだろうか?
●女性客のトイレ利用法トップ10
1位:化粧・化粧直し(533P)
2位:メール(192P)
3位:ストッキング替え(189P)
4位:着替え(182P)
5位:考え事(124P)
6位:休憩(121P)
7位:トイレ内広告を読む(94P)
8位:電話(89P)
9位:スマートフォンでインターネット(88P)
10位:薬を飲む(67P)