なんじゃこりゃ!首掛け「ウェアラブル」ヘッドホンが爆売れ!未体験の音、音漏れもなし!
付属の送信機と合わせて耳の遠い方向けのヘッドホンとしても
SOUNDGEARには「SOUNDGEAR BTA」というモデルがある。これはBluetoothの送信機(トランスミッタ)を同梱したモデルだ。トランスミッタ(BTA)があれば、Bluetooth機能を持っていないテレビの音などをSOUNDGEARに飛ばして聞けるというわけ。
BTAの入力は、アナログの3.5mmステレオ入力端子(AUX)とSPDIF(光:OPTICAL)入力ができる。テレビやラジオはAUXに、CDなどのデジタル音声はSPDIFにつないでおけば、BTAの切り替えスイッチで音声ソースの切り替えが可能だ。またBTAにもバッテリが内蔵されているので、2時間の充電で最大6時間電波を飛ばせる。
ヘッドホン出力をAUXに入れる場合は、十分にボリュームがあるので問題ないが、テレビのスピーカーの音も鳴らしたまま、音声をBluetoothで飛ばしたい場合は少し工夫が必要になる。この場合、別売のRCA(ピンジャック)-3.5mmステレオジャックなどを購入し、テレビの音声出力にRCAを接続。そこにヘッドホンアンプと呼ばれる小さなアンプを取り付け、音声を増幅したのちBTAのAUXに入れるようにする。BTAはラインレベルの音声には対応していないようなので、このような注意が必要だ。
大きな音で聞いてもそれほど周りに音も漏れず、周りとの会話もできるので、耳が遠い両親へのプレゼントとして最高だ。
ランニングやサイクリングに音楽を連れ出すヘッドホン!
密閉式のヘッドホンやカナル型のイヤホンと違い、周りの(環境)音が聞こえるので、スポーツ用のヘッドホンとして使うと便利。集中力を高める没頭感を持ちつつ、環境音も聞こえるので安全性も高い。車やバイクの気配がわかるので、通勤通学の自転車用のヘッドホンとしてもいいだろう。
またVRデバイスのヘッドホンとしてもオススメだ。HMD(ゴーグル)のほとんどがカナル型のイヤホンを使っているが、ヴァーチャル空間に没頭しすぎてしまうので、いろんな意味で危険(笑い)。SOUNDGEARならヴァーチャル空間とリアル空間の中間の音が聞こえるので、リアルに戻ってくるのが楽になる。リアルに戻りたくない気分はよくわかるが……。
なお「SOUNDGEAR」のみの価格は、2万円をチョイ切る程度でとてもリーズナブル。しかし価格以上の驚きの音場を体験できるのは間違いない。BTA付属の「SOUNDGEAR BTA」は少し高くなるが、2万4000円程度で買える。
2018年の6月中旬現在、かなり人気のため入荷待ちのショップもチラホラあるので、必ず在庫の確認を取ったほうがいい。
(文=藤山哲人/体当たり家電ライター)